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ハムやソーセージなどの加工肉はたくさん摂ってOK?【たんぱく質の話】

Text:藤田聡

加工肉はたんぱく源としては非効率的

ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉は、調理の手間が少なく手軽に摂ることができ、なおかつ味もよいため、たんぱく源として魅力的に見えます。しかし、これらの加工肉を摂ったからといって、たんぱく質を効率よく、健康的に補給できるかというと疑問符をつけざるを得ません。

第一に、ハムやソーセージには脂質が多く含まれています。そのため、脂質の少ない牛の赤身や鶏むね肉などと比べると、たんぱく質そのものの吸収率が低く、必ずしも効率的にたんぱく質を摂取できるとはいえないのです。

さらに海外の研究では、加工肉を摂取し続けると大腸がんのリスクが高まるとの報告もあります。日本人の平均的な摂取量では特に問題はないようですが、継続して摂るとリスクがないとはいい切れません。

何より、加工肉はカロリーや塩分が高く、摂り過ぎれば肥満や高脂血症、高血圧症などの生活習慣病につながるおそれがあります。そうした深刻な病気を予防する観点からも、あくまでもバランスを重視し、摂り過ぎには注意を払うべきでしょう。

加工肉に頼らなくても、お店に行けばさば缶やチーズ、蒸し大豆など、調理をしなくても食べられる手軽でヘルシーなたんぱく源がたくさんあります。おいしくかつ健康的にたんぱく質が摂れる食品を、あれこれ探してみるのも楽しいものです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話』
著:藤田聡

シリーズ累計発行部数130万部突破! ダイエット・健康で超大切な『たんぱく質』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!昨今ダイエット業界でも注目を集める『たんぱく質』。せっかく痩せてもリバウンドしてしまう原因は、筋力の低下によるものが多く、その筋力を向上、維持するために欠かせないのがたんぱく質になります。「どんなものに入ってるの?」「リバウンドしないために1日に必要な量は?」「動物性と植物性の効果の違いはある?」など、たんぱく質の疑問を全て解決します。ダイエットのため、家族の健康のため、ぜひ読んで頂きたい一冊です。

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