2018年の根岸S覇者・ノンコノユメが10歳まで現役を続けた中で保持している燦然と輝く記録とは!?
今週から、東京、京都、小倉の3場開催となる。
そのなかで2月の東京開催を告げるダート重賞「根岸S」が開催される。この「根岸S」はフェブラリーSの前哨戦として、1着馬にフェブラリーSの優先出走権が与えられている。
過去の勝ち馬を振り返ると、サウスヴィグラス、モーニン、レモンポップなどダート界を代表した名馬の名前が並んでいる。
そのなかで今回は「根岸S」のコースレコードを保持している馬・ノンコノユメを紹介しよう。
ノンコノユメは2012年の3月28日に誕生。
デビュー戦は2014年の11月東京ダート1600m。そこで難なく勝利を収め、その後は順調にステップアップし、翌2015年の6月に7戦目となるユニコーンSで初重賞制覇を挙げる。
その勢いで当時3歳ダートの頂点「ジャパンダートダービー」を勝利し、3歳馬の頂点に立つ。
同年の秋初戦「武蔵野S」も勝利し重賞3連勝を飾る。
続くチャンピオンズCで2着、明けて2016年の初戦フェブラリーSも2着とJRAのGⅠで惜敗が続いた。
2016年の帝王賞2着を最後に陣営はノンコノユメの気性の悪さから去勢手術を決断する。
しかし、その後は掲示板に入る事すら厳しいレースが続いた。
2016年、17年と未勝利に終わったが、2018年の初戦「根岸S」で鞍上に15戦ぶりとなる久々の日本人騎手、内田博幸騎手を迎えてコースレコードとなる1:21.5で久々の勝利を挙げる。
このレコードタイムは別次元のタイムで、未だに破られていないばかりか1:21秒台に突入した馬が未だにいないほどである。
根岸Sをコースレコードで勝利した勢いのまま続くフェブラリーSを勝利し、JRAのGⅠ初制覇を挙げる。しかし、この勝利がJRAでは最後の勝利となった。
翌年のフェブラリーSを最後に地方の大井競馬へ移籍。
移籍後2戦目のサンタニアトロフィーを勝利。これがノンコノユメ自身最後の勝利となった。
それでも10歳まで現役を続け、勝利こそないものの帝王賞2着をはじめ重賞で何度も馬券になる走りを見せ、最後までトップクラスの力を保持していた。
最後は放牧先で脚部不安を発症したために引退し、社台ファームで馬術競技に出場するなど余生を送っている。
果たして、ノンコノユメが保持するタイムを破る馬が現れるのか!?
発走は、2月2日の東京競馬場11レース、15時45分予定。
公開日:2025.02.01
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