適度な運動で血流を促す
運動は自律神経を整えるうえで必要不可欠なものです。在宅ワークでデスクワークが増え、長時間座ったままでいると、当然血の巡りが悪くなります。
自律神経にとって血流悪化は大敵! 血流が停滞すると、細胞に栄養が行き渡らず不調の原因となり、ひいては自律神経のバランスを崩すことに……。
この悪循環を解決してくれるのが運動です。例えば、デスクワークの合間に20回スクワットをする。これだけで滞っていた血流が改善され、おのずと自律神経が整ってきます。
また朝夜のストレッチもおすすめ。寝起きは体が縮こまっているので3~5分簡単なストレッチをします。就寝前も同様。疲れやこりをとるためにストレッチをして体をほぐします。
わざわざジムに通う必要はなく、家でできるスクワットやストレッチなど、日々体を動かすよう少しだけ意識すればいいのです。
他にも、日常的な習慣をちょっと変えるだけで血流を促す運動になります。エスカレーターやエレベーターを使わず階段を上り下りする。歩くときは背筋を伸ばして理想的な姿勢を保つ。そんな簡単なことでも十分血流は改善されます。
また、血流がよくなると、肩こりや頭痛、冷え性、むくみの解消、基礎代謝のアップ、内臓機能の向上などにもつながり、あらゆる体の不調の改善に役立ちます。こうした適度な運動は気分を爽快にしてくれ、精神面の健康にも効果大です。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸
シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。
公開日:2020.08.19