ショットが見違えるスイング理論
キーワードはヘッドとグリップの入れ替え運動
グリップエンドの入れ替えでヘッドを走らせる
上手い人と下手な人のスウィングにおける大きな違いは、クラブ操作を理解しているかいないかです。上手い人は、グリップエンドでクラブを操作しています。クラブの入れ替え運動の現象ですが、インパクト後に、グリップエンドが目標と反対方向に動くようにコントロールします。逆に、上達しない方は、クラブが逆転せずに目標方向に動き続けてしまいます。これは、クラブヘッドを操作してスピードを出そうとする意識があまりに強いからです。ヘッドを動かそうとしても、ヘッドを走らせることは運動力学的にできません。
じつは、ヘッドとグリップエンドの運動量は8:3です。目標方向にヘッドが動くならば、それと同じ速度でグリップエンドが飛球線後方に向かっていきます。つまり、グリップエンド側を操作することで、ヘッドを走らせることができます。このメカニズムを理解してください。ヘッドスピードを上げ、ボールを遠くに正確に飛ばすポイントは「グリップエンドコントロール」というわけです。
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●阿河 徹
ツアープロコーチ。東北高校ゴルフ部コーチ。レッスン歴19年。サンディエゴゴルフアカデミー卒業。米国ゴルフ留学時にデーブペルツショートゲームスクール、アズメディアゴルフスクールなどでゴルフ理論を学ぶ。現在はトップクラスのゴルフ理論とコーチ経験で、藤本佳則、塩見好輝、森田遥、宮里美香などトッププロのスウィング指導を行う。NTTドコモのゴルフアプリ「GOLFAI」の開発監修も担当。東京都世田谷区の井山ゴルフ練習場でアマチュアゴルファーのレッスンも行っている。
公開日:2020.09.07