実はゴルフの腕前は自己評価が決めている
ところで、ゴルフの技術をS、A、B、C とランクづけできるとすると、皆さんご自身はどのランクになると思いますか? 人によってそれぞれ違うと思いますが、多くの方が「最近の平均ストロークは80代の前半だから、S とは言わないまでもA ぐらいにしてもいいかな」とか、「まだ、時々1 0 0 以上打ってしまうからB だな」など、スコアから自分の技術レベルのランクを決めているのではないでしょうか。
しかし、スコアを決めるのは、技術以外にもうひとつ大きなファクターが影響しているのです。それが、アイデンティティです アイデンティティというと、「自己同一性」とか「自己の存在証明」とか、なんのことかよくわからない訳字が当てられていますが、簡単にいうと、「自分はどんな人間なのか」と思っているかということです。
ゴルフに当てはめると、「自分はどんなゴルファーなのか」と自分自身で思っていることがアイデンティティです。
アイデンティティも技術と同様に、ランクが存在します。技術のランクが同じA の人の場合、アイデンティティのランクがS の人のほうが、A の人よりいいスコアを出すことができます。
逆に、技術レベルがA の人でも、アイデンティティがB では、せっかくの技術を生かすことができず、90辺りのスコアで低迷してしまうのです。
このように、技術とアイデンティティの双方が、ゴルフのスコアを左右しているということを、よ~く頭に入れておいてください。
そして、アイデンティティのランクが上がれば、ゴルフのスコアは必ず良くなるということも、しっかりと胸に刻んでください。
【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨
「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。
公開日:2020.10.03