グルメすぎる!?竹を厳選して食べるパンダの食卓【眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話】


何でもいいわけではない 竹の美食家パンダ
竹の美味しい部分だけを食べる
パンダといえば竹を食べる動物として知られていますが、実はどんな竹でも無差別に食べているわけではありません。彼らは非常に繊細な嗅覚と味覚を持ち、竹の種類や部位をしっかり選別して食べています。
生息地の中国では100種類以上の竹が自生していますが、そのなかでパンダが好んで食べるのはごく一部。さらに、同じ竹でも「新芽」「葉」「茎」「根もと」といった部位のなかから、季節や体調に応じて食べる場所を変えるというこだわりぶりです。春には柔らかくて甘みのある新芽、夏はさっぱりした葉、秋から冬にかけては硬めの茎や根もとをかじることが多く、1年を通じて”食べ飽きないように”食材をローテーションしているともいえるでしょう。
また、1日あたりに食べる竹の量は10~20kgですが、気に入らないとポイッと捨ててしまうグルメっぷり。動物園では飼育員が複数の竹を用意し、どれを食べるか観察しながら「本日のおすすめ」を選ぶこともあるほどです。
さらに面白いのは、パンダの祖先はもともと肉食だったにもかかわらず、栄養価の低い竹を主食とするよう進化してきた点です。生存するために、競争相手の少ない竹を主食とするようになりました。とはいえ栄養価が少ないため、量を摂って補っています。
竹が命!パンダの“竹グルメ”図鑑

1年を通じて竹を楽しむパンダ。春には柔らかくて甘みのある新芽、夏はさっぱりした葉、秋から冬にかけては硬めの茎や根もとを好みます。
どれくらい食べる?パンダのごはん事情

● 1日10〜20kg食べる
● 食事時間は12時間以上
● 食べた竹の約80%はうんちとなり、栄養として吸収されるのはごくわずか
● 竹やタケノコ以外にもときどき果実、まれに昆虫などを食べることもある
1日のほとんどを、エサ探しや食事をして過ごすといわれています。竹が栄養価があまりないうえに消化するのにも時間がかかるため、長時間食べ続けるのです。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』監修:山﨑晃司
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』
監修:山﨑晃司
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それなのになぜ人間にとって馴染み深く身近な存在に感じるのでしょうか。
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愛玩動物、猛獣、食用、ワーキングアニマルなど、さまざまな角度からクマの生態と特徴を解説し、クマの知られざる魅力に迫ります。
これを読めばクマのことがもっと好きになること間違いなしの一冊です。
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