食物繊維もNG!? 胃腸の調子が悪いときに「やってはいけないこと」6つ【眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話】

胃と腸に不調があるときの回復法

食物繊維や脂質、刺激物を控える

胃は外部から食物を直接取り入れるため、さまざまな影響を受けやすく、不調になりやすい臓器です。しかし、同時に回復力が高いため、自分で管理しやすいという特徴もあります。ですから胃腸の調子がすぐれないときは、食生活において以下のような点を試してみてください。意外と早く復調の兆しが見えるものです。

まずおすすめしたいのは絶食。消化にかかる時間は胃で2~3時間、小腸で5~8時ですから、10時間ほどのプチ断食で胃と腸を空にして休ませてあげましょう

食材選びという点では、食物繊維を多く含む食品を控えてください。とくにきのこやごぼう、たけのこなどに豊富な不溶性食物繊維は、消化に時間がかかる分だけ腸の負担が高まります。脂質の多い肉類なども同様です

私は「食べたいものは体が欲しているもの。自分の感覚に従い、味付けにも過敏になりすぎなくてよい」と考えています。ただし、それは健康体であるときだけ。食物繊維もたんぱく質も通常は推奨される食べ物ですが、胃や腸に乱れがあるときは、一時的に控えたほうがいいでしょう。

また、刺激物といわれる香辛料の効いた食物、アルコールやカフェインを含む飲み物は胃酸の分泌を増やすため、胃の粘膜が刺激されて不調の原因に。これらも避けるのが無難です。

胃と腸の調子が悪いときの注意点

1 無理に食べず、断食をして胃と腸を休ませる

食べ物を胃に入れなければ消化機能を使わないので、胃や腸を休ませることが可能です。

2 熱すぎるor冷たすぎる物は控える

胃の血流を低下させる冷たい物は消化を妨げ、胃の粘膜を刺激する熱すぎる物は炎症を引き起こす可能性があります。

3 食物繊維が多い食材は控える

とくに不溶性食物繊維は腸での消化に時間がかかるので、調子が悪いときは控えたほうがいいでしょう。

4 脂が多い物は控える

消化しにくい脂っこい物は、胃に負担がかかり消化不良や胃もたれの原因になります。

5 胃酸の分泌を高める物は控える

塩辛い物、甘い物、アルコール、炭酸飲料など、胃酸の分泌を高める可能性があるものは、症状の悪化につながります。

6 刺激物を控える

わさびやからしといった香辛料や、コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲料は、胃を刺激してしまうので避けましょう。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』著:福原 真一郎

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』
著:福原 真一郎

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太りやすい、病院に行ってもわからない慢性的な不調がある、疲れがすぐに溜まる、など、そんな悩みの原因は“胃と腸”が疲れているからかもしれません。また、胃と腸はメンタルとも密接に関わりがあり、痛みや不快症状が出やすい内臓でもあります。そんな胃と腸の状態が回復することで、その他の内臓や全身の機能がみるみるよみがえり、肥満、健康診断の数値、疲労感などが消えていきます。
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さらに今の自分はどんな状態なのか簡単にわかるチェック法なども掲載し、自分の体と向き合えます。
どれも簡単にできる方法ばかりなので、ストレスで胃と腸の調子がよくない、なんとなく不調が続いている、という方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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