胃腸の環境を整える!「皇帝の朝・皇子の昼・皇后の夜」食事法とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話】

絶好調の胃腸をつくる最強の食事

胃腸が快適に働ける環境を整える

東洋医学では「朝食は皇帝・昼食は皇子・夕食は皇后」のように食べることをすすめています。もう少し詳しく説明しましょう。朝は排泄の時間です。消化は排泄を阻害するので、量は食べずにその分、栄養価の高い食物をとるようにします。量より栄養なので卵料理や果物などがおすすめです。まさにゆとりある皇帝の朝の食事ですね。

昼は胃や腸の動きが活発です。つまり消化力が最も高まっているので、若い皇子のように量をしっかりとることをすすめています。さらに、活動的な時間帯ゆえ、すぐに使えるエネルギーを補給したいもの。そこで最適なのが炭水化物です。消化に時間はかかりますが、昼なら問題ありません。

夜は睡眠の質を高めるためにも、消化のよい物を控えめに食べましょう。さながら皇后の質素な夕食が理想となります。日本では夜の食事に重きが置かれがちですが、健康意識の高いヨーロッパではタ食を軽めにするのが当たり前です。その代わりに昼食をしっかりと食べます。ドイツでのビールが公認されていたり、2時間以上も昼休みをとる国があったりするのはそのためです。

この食事法を実践すると、食事と食事の間に消化がスムーズに完了し、胃が空っぽになる時間ができます。これによって機能が温存され、稼働のリズムも整って、胃や腸にとってベストコンディションで働きやすい環境となるわけです。

胃を空っぽにする食事バランス

朝は排泄のためにも栄養価の高い物を第一に、消化力の高い昼は炭水化物多めでボリュームがあってもOK。夜は脂質少なめの消化にいいものを選びましょう。

元気な胃と腸がもたらすメリット

消化器官が休まり、活発に1日をスタートできる

胃と腸を休ませると、自律神経の切り替えがスムーズに行われ、すっきり起きられます。

グーッとなるのは大掃除中のサイン

お腹がグーッとなるのは、食べた物を消化し、胃の内部に残った物の掃除がはじまった証拠。

ぐっすり眠れる

消化活動による体の負担が減るので、より深い睡眠がとりやすくなり、睡眠の質が向上します。

脂肪が燃えやすくなる

空腹で体がエネルギー不足になると、体脂肪を分解(脂肪燃焼)してエネルギー源にします。

脳がリラックスする

胃と脳は自律神経を通じて互いに影響し合っているため、胃が休むと脳も休息モードに。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』著:福原 真一郎

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』
著:福原 真一郎

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太りやすい、病院に行ってもわからない慢性的な不調がある、疲れがすぐに溜まる、など、そんな悩みの原因は“胃と腸”が疲れているからかもしれません。また、胃と腸はメンタルとも密接に関わりがあり、痛みや不快症状が出やすい内臓でもあります。そんな胃と腸の状態が回復することで、その他の内臓や全身の機能がみるみるよみがえり、肥満、健康診断の数値、疲労感などが消えていきます。
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さらに今の自分はどんな状態なのか簡単にわかるチェック法なども掲載し、自分の体と向き合えます。
どれも簡単にできる方法ばかりなので、ストレスで胃と腸の調子がよくない、なんとなく不調が続いている、という方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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