宝石の魅力を引き出す「カット」ってなに?【宝石・ジュエリー図鑑】

宝石の魅力を引き出す 輝きのひみつ「カット」ってなに?
それぞれの宝石の特ちょうにあわせて、その宝石が魅力的に見える形にすることをカットといいます。シェイプ(輪かく)、面をそれぞれ決めて宝石の美しさを最大に引き出します。
一番、宝石が輝く形にカットする
宝石のもつ色や透明感、輝きなどがどうしたら美しく見えるかを考えて、原石から宝石としての形を決めてカットやシェイプを決めていきます。「カッター」「研磨職人」などとよばれる職業の人が行う作業です。
宝石の形はそれぞれの時代の流行によって変わったり、新しくつくられたりすることもあります。
たとえばダイヤモンドの代表的な形としてブリリアントカットがあります。面が多く、ダイヤモンドの高い屈折率をいかせるので、ダイヤモンドではこの形がえらばれることが多くあります。
美しく見せるためのカット

①オーバルファセットカット
②オーバルカボションカット
③トリリアントファセットカット
④ペアシェイプファセットカット
⑤ラウンドファセットカット
⑥ラウンドカボションカット
【出典】『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
【書誌情報】
『宝石・ジュエリー図鑑』
監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
キラキラまばゆい輝きと、無限のカラーバリエーション。地球がつくりだすキセキの一粒。もしかしたら大人も知らない、宝石のひみつがわかる本です。
美しい宝石写真、かわいいイラスト、「ねえ、これ知ってる?」とすぐに話したくなるおはなし。
宝石誕生のひみつ、輝きや色のひみつ、宝石にまつわる歴史、文化、伝説をわかりやすく楽しく解説します。
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12か月の誕生石はもちろん、お気に入りがきっと見つかる色別の宝石図鑑。
人と宝石のお付き合いや、原石から宝飾品になるまでの流れがわかる、ジュエリー図鑑。
さらに地球の活動と宝石の関係や、宝石・ジュエリーにかかわるお仕事まで紹介します。




