事前の情報収集と複数人で行動すること! クマから命を守る第一歩とは【眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話】

クマに出会わない努力が何より一番大切
山や森に入るとき、クマに遭遇するリスクは常に存在します。しかし、もっとも安全で確実な対策は「クマに出会わないこと」です。遭遇してから対処するのではなく、そもそも出会わないように工夫することこそが、命を守るための第一歩といえるでしょう。
そこでまず大切なのは、事前の情報収集です。出かける場所でクマの目撃情報があるかどうかを確認し、出没が報告されている場所には近づかないようにします。また、クマが活動しやすい早朝や夕方の時間帯は避け、人の少ない場所では特に注意が必要です。
次に、山歩きの際はクマに人の存在を知らせることが有効でしょう。鈴を鳴らす、要所で手をたたく、会話をするなどしてクマにこちらの存在を伝えることで、クマが先に人を察知して避けてくれる可能性が高まります。音を出すことを面倒がらず、こまめに意識してみてください。
さらに、単独行動は避け、複数人で行動することも効果的です。クマは基本的に臆病な性格なので、大きな集団や騒がしいところには近づこうとしません。また、食べ物やゴミは必ず持ち帰り、においを周囲に残さないようにすることも忘れないようにしましょう。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』監修:山﨑晃司
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』
監修:山﨑晃司
世界中数多くの動物園で飼育され、アニメや漫画、ファンシーキャラクターのモチーフとしても起用されることの多い人気の動物「クマ」。
最近では日本全国で目撃が相次いで発生したり、温暖化の影響で冬眠をしないクマも確認されたりすることから、話題に事欠かない今大注目の動物です。
しかし、ペットとして飼うことは難しく、ときに人を襲う恐ろしい側面も持ち合わせるクマ。
それなのになぜ人間にとって馴染み深く身近な存在に感じるのでしょうか。
「クマは大体力士2人分の重さ」「死んだふりは意味ある?クマに出会ったときの対処法」
「ホッキョクグマは皮膚が真っ黒で毛が透明?」「年々増加している“新世代クマ”って!?」
「イエティとビッグフットの正体はクマ?」
愛玩動物、猛獣、食用、ワーキングアニマルなど、さまざまな角度からクマの生態と特徴を解説し、クマの知られざる魅力に迫ります。
これを読めばクマのことがもっと好きになること間違いなしの一冊です。
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