失敗を減らし成果を最大化! 解決策を見出す「デザイン思考」とは【瞬解! デザイン用語図鑑】

【デザイン制作・基本用語】「デザイン思考」
ユーザーの視点から課題を抽出し、解決策を見出す思考法のこと。

メリット

活用シーン

デザイン思考の5つのプロセス
❶ 共感
ユーザーの「本当の悩み」や「潜在ニーズ」を探る
・ユーザーの困っていることや普段の行動を観察する
・ヒアリングやアンケートでニーズを把握する

❷ 問題定義
集めた情報から、問題の本質を明確化する
・カフェの売上が伸びない→長居しにくい環境が原因
・アプリの利用者が少ない→初回登録が難しい

❸ 創造
自由な発想でアイデアを出す
・カフェの売上向上策→席の配置を変える
・アプリの登録ハードルを下げる→SNS連携を導入

❹ 試作
実際に試せる形でプロトタイプ(試作品)をつくる
・従業員でシミュレーションしてみる
・簡単なアプリをつくり、ユーザーの反応を見る

❺ テスト
実際に試してもらい、必要なら再検討する
・新レイアウトを1週間試して、売上データを比較する
・アプリを実際に操作してもらい、使いやすさを評価してもらう

※スタンフォード大学 ハッソ・プラットナー・デザイン研究所
【POINT】
デザイン思考は「ユーザーの声に耳を傾ける姿勢」です。
正解を一度で出すのではなく、試しながら一緒につくり上げていくことが大切です。
【出典】『瞬解! デザイン用語図鑑』著:ingectar-e
【書誌情報】
『瞬解! デザイン用語図鑑』
著:ingectar-e
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【著者情報】
ingectar-e
代表 寺本恵里
デザイン書の執筆やイラスト素材集の制作をしているデザイン事務所。著書は40冊以上。代表作の『3色だけでセンスのいい色』は17万部を突破。『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本( ソシム)』シリーズでは累計35万部を突破している。大阪、京都にて「ROCCA&FRIENDS」などカフェの運営、店舗展開、デザイン、企画などもしている。
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