脳がだまされる! デザインにも活用される「ムンカー・ネオンカラー・ジャストロー錯視」とは【瞬解! デザイン用語図鑑】

Column 「錯視」
錯視とは、実際とは異なって見えてしまう視覚のトリックです。配色や形の組み合わせによって、目と脳がズレを起こします。デザインでも、印象や演出に応用されていることも。
ムンカー錯視
同じ色でも、背景の色によって違って見える現象。背景の色の影響で、中央の色が暗く見えたり明るく見えたりします。配色の印象操作に役立ちます。

どちらも同じ赤色の円!
ネオンカラー錯視
交差する線や点の配置により、実際にはない色の輪 郭や光が外側ににじんで見える現象。応用すると、光っているような幻想的な演出が可能です。

交差部分の線に色をつけると、周囲にも丸くぼんやり色がついて見える!
ジャストロー錯視
同じ大きさ・形のものが、大きさや長さに違いがあるように見える錯視。扇形の図形を比較すると、内側が大きく感じられます。デザインで使う場合は内側のほうを小さく調整し、違和感をなくします。

どちらも同じ大きさ!
【出典】『瞬解! デザイン用語図鑑』著:ingectar-e
【書誌情報】
『瞬解! デザイン用語図鑑』
著:ingectar-e
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【著者情報】
ingectar-e
代表 寺本恵里
デザイン書の執筆やイラスト素材集の制作をしているデザイン事務所。著書は40冊以上。代表作の『3色だけでセンスのいい色』は17万部を突破。『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本( ソシム)』シリーズでは累計35万部を突破している。大阪、京都にて「ROCCA&FRIENDS」などカフェの運営、店舗展開、デザイン、企画などもしている。
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