アドレスはヒザを曲げるのではなく「抜く」のが正解
アドレスではヒザを曲げる。「気をつけ」の姿勢のように両ヒザを真っすぐ伸ばしたままでは下半身が緊張しやすいですから、両ヒザをラクにさせることも確かに大切です。
でも「曲げる」というよりは「抜く」という感覚が適切な表現だと私は考えます。意図的にヒザを曲げようとすると、モモなどの筋肉に意識が働きがちですし、ヒザを曲げすぎたアドレスにもなりやすいからです。
普通に立っていて後ろから誰かにヒザをカックンされたことがあるでしょう。
そこまで極端にヒザを折りませんが、それに近い感覚で少し緩めるのです。
長時間立っていて足腰が疲れてくると、ヒザがだんだん前に出てきてヒザが緩んできます。この適度な緩み感覚をアドレスに生かしましょう。
【書誌情報】
『ナイスショットは骨で打つ!』
著者:/福田尚也
「骨に任せたゴルフスイング」というテーマで、JPGAティーチングアワード優秀賞を受賞した本書の著者・福田尚也プロ。 同プロのスイング作りは、「骨」(=骨格)をベースにした独自の方法だ。人によって、体型、筋力の違いはあっても、骨格や関節の使い方や動きは誰でも同じ。それを踏まえて、骨格と関節の視点でスイングを理解すれば、万人に共通する正しいスイングが身につく。 この本では、骨と関節、特に肩甲骨と股関節にポイントを置いた、福田プロの“骨スイング”の方法を具体的にひも解き、数多くの写真を交えてわかりやすく解説している。 骨スイングを身につけて、飛距離アップとショットの安定を手に入れよう!
公開日:2020.12.10