「きれいに並んだ乳歯」に騙されないで! 永久歯がガタガタになる原因は『隙間』のなさにあった!

乳歯が生えそろった3歳頃、お子さんの歯が隙間なくピシッときれいに並んでいるのを見て、「よし、うちの子は将来も歯並びが良さそうだ!」と安心していませんか。
実は、その「一見きれいに見える歯並び」こそが、将来の深刻な歯並びトラブルを招く危険なサインかもしれません。
今回は、小児歯科医の杉原麻美氏の著書『歯並びをよくする離乳食・幼児食』に基づき、親が陥りやすい「乳歯の歯並び」の落とし穴と、手遅れになる前に家庭で始めるべき「あごの育成」について徹底解説します。
乳歯は「すきっ歯」こそが合格! 理想の並びが危険なワケ

乳歯がきれいに、隙間なく並んでいる状態は、見た目には美しく思えるかもしれません。しかし、乳歯の段階では、むしろ歯と歯の間に適度な隙間があったほうがいいのです。
永久歯は乳歯の「1.5倍」の大きさ
なぜ隙間が必要なのか、その最大の理由は「歯の大きさ」の違いにあります。永久歯は、乳歯に比べて約1.5倍もの大きさがあります。乳歯の段階でぴったりギュウギュウに生えているということは、あごのサイズが乳歯分しかないことを意味します。
隙間なし=「スペース不足」の確定
乳歯の時点で隙間がないと、後から生えてくる巨大な永久歯が収まるためのスペースを確保できなくなってしまいます。
その結果、永久歯が入りきらずに重なって生えてきたり、ガタガタな歯並び(叢生)になったりするリスクが飛躍的に高まるのです。親が「きれいだ」と安心している並びが、実は永久歯にとっては「満員電車」のような窮屈な状態であることを知っておかなければなりません。
前歯の「ギザギザ」は警報? 口を使いこなせていないサイン
あごの発達具合をチェックするポイントは、歯の隙間だけではありません。お子さんの「前歯の形」をじっくり観察してみてください。
前歯の先端がギザギザしていませんか
乳歯が生えてから1年以上経っているのに、前歯の先端がまだギザギザしたまま残っている場合は注意が必要です。このギザギザは、本来、食べ物をしっかり「かじり取る」ことで少しずつ摩耗して平らになっていくものです。
「使いこなせていない」というリスク
もしギザギザが残っているなら、それは前歯を正しく使いこなせていない可能性が高いといえます。
現代の子どもたちは、食材が小さく切られすぎていたり、柔らかすぎたりすることで、前歯で思い切り「かじり取る」という経験が不足しています。前歯を使わない習慣はあごや口周りの筋肉の未発達に直結し、結果として良い歯並びの土台となるあごが十分に育たないという悪循環を招いてしまいます。
良い歯並びの土台を作る「5つの力」とは?
では、どうすれば良い歯並びの土台を作ることができるのでしょうか。 重要なのは、単に「歯を磨く」ことだけではありません。本書では、お口全体を正しく育てるために必要な「5つの力」を提唱しています。これらがバランスよく育つことで、あごが広がり、歯がきれいに並ぶスペースが生まれます。
1. 唇を閉じる力(口唇閉鎖力)
口を閉じる筋肉(口輪筋)の力です。この力が弱いと、いつも口がポカンと開いてしまい、出っ歯の原因になったり、口呼吸を誘発したりします。
2. 正しい舌の位置
実は、舌には「正しい位置(スポットポジション)」があります。口を閉じている時、舌の先は上の前歯の少し後ろにあり、舌全体が上あご(天井)に吸い付いているのが正常です。 舌が上あごを内側から押し広げることで、あごが大きく成長します。しかし、舌が下がっている「低位舌(ていいぜつ)」の子が増えており、これがあごの成長不足を招いています。
3. そしゃく力
あごや口の発達を促す基本の力です。あごを上下だけでなく、横にも動かしてすり潰す動きが重要です。
4. 食べ物をまとめる力(食塊形成)
噛み砕いた食べ物を、唾液と混ぜ合わせて、飲み込みやすい「塊」にする力です。これができないと、ボロボロこぼしたり、いつまでも口の中に溜め込んだりしてしまいます。
5. 大人の嚥下(えんげ)力
ここが非常に重要なポイントです。「飲み込み方」には、赤ちゃんの飲み方と大人の飲み方の2種類があります。
- 乳児型嚥下: 舌を前に突き出して、おっぱいを飲む時の飲み方。
- 成人型嚥下: 舌を上あごに押し付け、歯を食いしばって飲む方法。
離乳食期を通じて、この「乳児型」から「成人型」へスムーズに移行できないと、食事のたびに舌で歯を裏側から押してしまい(舌突出癖)、歯並びが悪化する大きな原因になります。
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食 』
著:杉原麻美
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
・虫歯になりやすい
・歯肉炎や歯周病になりやすい
(→歯周病は糖尿病や心臓疾患などと密接な関係)
・ドライマウスや口臭の原因に
・顔のゆがみや、悪い姿勢の原因に
(→頭痛や肩こり、めまいを引き起こすことも)
・滑舌が悪くなりやすい
・そしゃく力の低下
(→消化器官への負担にも)
・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因に
・学習能力の低下
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、手に取っていただきたいのが本書です。実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、
「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」
「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」
といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
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