仕事が人生のすべてだと脳が壊れる? ストレスを分散させる「心の避難所」の作り方【脱・疲労回復「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣】

仕事以外の「競争のない趣味」を見つける

軸を分散させると脳が疲れにくくなる

 熱心なビジネスパーソンは、どうしても仕事が最大の人生の軸となります。仕事がうまくいっているときはそれでも良いのですが、少しでもつまずくと、まるで自分の人生が終わるかのような不安に襲われてしまうのです。そうなると、脳はストレスを受けてひどく疲れ、少しぐらいの休息では回復しない状態に陥ります。

 仕事に誇りを持って取り組むのは素晴らしいことですが、一点のみに集中している状態が脳によくないのは、これまでに述べてきた通りです

 そこに困りごとが起こると、疲れがちな脳では解決の糸口を見出せず「自分は評価されない、ダメな存在なのだ」と必要以上に落ち込んで、心身をすり減らしてしまうのです。これは「仕事」を「勉強(成績)」「育児」などに置き換えても同じです。1つのことだけに固執していると、脳疲労のせいで、はたから見れば小さなことでも立ち直れなくなり、やがては自分の大切なものを失う羽目になりかねません。

 それを防ぐためには、人生の軸を複数持つようにしましょう。趣味など、仕事以外で大切に思えることを探すのです。できれば1人でゆったり楽しめたり、大勢で行うものだとしても、できるだけ人との競争が生まれにくいもの、あるいは競ってもお互いに楽しくやれるようなものを選びましょう。

 気の合う者同士の趣味の会であれ、どうしても様々な揉めごとや、お互いに対するライバル心が生まれることもあるでしょう。それでも「これが人生のすべてではないから」と冷静に、どうしても嫌になったらやめればいいと、気楽に向き合いましょう。

 仕事とは全く別の世界で、全く別の基準で評価される場所を持っておくと、自分を客観視できるようになり、メタ認知も冴えていって、結果的に脳の疲労を防げるのです。

【出典】『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』著:梶本修身

【書誌情報】
『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』
著:梶本修身


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