三觜喜一のスライスボールもたった3秒で真っすぐにアナタのミスをアドレスで直します!
ドライバーショットでいろいろなミスが出る。その原因は、「スウィングにある」と考え、必死にスウィング修正に取り組むゴルファーが多いが、実はほとんどの場合、アドレスに問題があると三觜喜一プロはいう。果たして、その問題点とは? 症状別に解決法を教えてもらった。
左肩が前に出る事で起こるひっかけ/チーピンの直し方とは!?
【BAD】左肩が前に出すぎるとあおりやすくなる
左上腕部が少しでも内旋すると左肩が前に外れる。この状態になると、左肩を後ろに引くことができなくなるので、インパクトでは左肩が上がり、あおり打ちになりやすい。
●左上腕の旋回で修正することが大事
<三觜> 引っ掛け、チーピンに悩んでいる人の対処法も教えておこうか。
<幡野> ぜひぜひ。
<三觜> このタイプに多いのが、左上腕部が内旋して左肩が前に出ているケース。左肩が前に出ると肩を後ろに引くことができなくなり、インパクトのとき左肩が上がってしまう。
<幡野> それでクラブが下から入ってフックボールになると。
<三觜> そう。だからこういう人は、左上腕部を少し外旋させてあげればいい。そうすると左サイドに振り抜きやすくなって、インパクトでもあおるような形にならない。
<幡野> 左肩を後ろに引くのではなく、左上腕部を外旋させるというのがポイントですね。
<三觜> 正解!引っ掛けに苦しんでいる人はまずはこれをやってみて。
【GOOD】左上腕を外旋させて両肩のラインを揃えれば左に振り抜ける
あおり打ちで引っ掛け、チーピンが出る場合は、構えるとき左上腕部を少し外旋させてみる。そうすればクラブを左サイドに振り抜きやすくなり、引っ掛けにくくなる。
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【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。
●幡野夏生
1997年神奈川県生まれ。11歳からゴルフを始める。2015年9月よりKLPGA(韓国女子ゴルフ協会)でプロデビュー。日本人初の韓国ツアープロとして注目を集める。19年は国内レギュラーツアーの富士通レディースで5位に入るなど健闘。現在、国内ツアーのプロテスト合格を目指して奮闘中。
公開日:2021.01.13