ちょっとした選択で糖質の少ない食品を
ご飯やパン、麺類など、いわゆる「主食」になる食品は、炭水化物で糖質が多いとされています。糖質制限というと、まずそれらを食べないという考えに至りがちです。
しかし、主食を食べずにおかずだけをとろうとすると、どうしても高タンパクなものが中心になって、結局生活習慣病を招いてしまうことがあります。
理想的な栄養バランスは、穀物を約6割、肉・魚類を1割強、野菜・果物を3割弱とるというもの。この割合を意識しつつ、糖質を減らしていくには、同じ容量の中で、少しでも糖質量の割合が少ないものを選ぶことが大切です。
例えば、普段食べている白米を、玄米や雑穀米に変えれば、100gあたり、1.4gの糖質を減らすことができます。同じように、中華麺よりは日本そば、フランスパンよりは食パンを選べば、同じ量でも摂取する糖質は少なくてすみます。
また、主食以外であれば、葉野菜やきのこ、肉、チーズなどもオススメの食材です。
糖質をとる量が増え、血糖値が高くなると、免疫細胞の働きが低下します。そして、高血糖状態が続くと感染症にかかりやすくなるのです。もちろん、肥満や糖尿病の原因にもなります。普段食べているものでも、その糖質量に目を向けることで、食べた満足感を得ながら、健康体になり、免疫力もアップしていくのです。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話』
著:石原新菜
シリーズ累計発行部数160万部突破の人気シリーズより、健康で強い体を作るために大切な『免疫力』をテーマに、実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!新型コロナウィルスによる影響もあり、改めて注目が集まっている免疫力。すべてのウィルスによる攻撃や重症化を防ぎ、自分の体を守るためには免疫力を高めることが最も重要になります。本書ではそんな免疫の働きから、活性化させるカンタンな方法まで、すぐに使える実用的な情報を紹介。「そもそも免疫力ってなに?」「免疫力を高めるには〇〇を飲む」など、自分や家族の健康のために使える一生モノの知識が満載です!健康的で強い体を作りたい、家族の健康を守りたい、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2021.01.16