理想のおつまみは高たんぱく、低糖質
乾杯も終わって落ち着いてきたら、メインの品を注文すると思います。このとき肝に銘じておきたいのが、「高たんぱく、低糖質」です。たんぱく質というのは、丈夫な筋肉を作るだけでなく、肝機能の向上にも貢献します。
たんぱく質は肉や魚、卵、大豆などに含まれます。その中でもアルコールの分解を助けるビタミンB群を含んだ食材がオススメです。
具体的には豚肉、うなぎ、カレイ、サケ、ブリなどです。野菜ならにんにくの芽はビタミンB群がたくさん含まれています。
そのほかには、ビーフジャーキーやスルメなど、噛みごたえのある食材も優良です。噛むという行為は血流をよくするほか、しっかり噛むことで唾液の分泌量が増え、口の中の細菌を減らすことにも繋がります。
冬場なら鍋物も選択肢のひとつでしょう。たっぷりの野菜(食物繊維)に加え、肉や魚などでたんぱく質を摂ることができます。
貝類に含まれるタウリンや亜鉛には、肝臓の働きを良くする効果があるので、牡蠣やはまぐりもオススメです。
たんぱく質が良いからといって、最初から焼き鳥や唐揚げをバクバク食べてしまうと、胃に負担がかかってしまいます。まずは枝豆や冷奴など、軽いものから食べていき、そのあとでメインの品に手を付けましょう。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』
監修:栗原毅
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっている昨今、問題視されている“酒量の増加”。運動不足な上に酒量が増加したことにより、太ってしまったり、々な健康数値に悪影響が出ている人も多くおり、その多くの人が『正しい飲み方』を知りません。本書ではそんなお酒を考える上でも最も大切な臓器である『肝臓』の働きから、必ず役立つ『最強の飲み方』まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介します。
公開日:2021.05.23