【パレット要素10】入射角
ヘッドの入れ方を変えてボールの出方の違いを見る
【10-0】レベルブロー
鋭角でもなく、鈍角でもない入射角で下ろす。
「上と下」を知りレベルを探る
クラブヘッドがボールに向かっていく角度のことを入射角と言います。水平となるレベルを基準に、鋭角にヘッドを下ろしていくのと鈍角にヘッドを下ろしていく2つを大別できます。ヘッドを下ろす角度は人それぞれでここでは伊澤流として解説、動作の紹介をしています。
【10-+】鈍角で下ろす
ボールが浮いている場合は、入射角を鈍角(アッパーブロー)にしても打てる。写真の場合は手首のリリースを早めている。
【10–】鋭角で下ろす
ヘッドがボールに入っていく角度を鋭角(上から)にする。写真の場合は、手首のリリースを遅らせている。
【CHECK!】ライによって相性が変わる
ライの状況によって、鋭角、鈍角の相性が変わる。ボールの浮き具合によって、当てやすさも変わる。結果としての球質の違いも確かめておこう。
出典:『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲
【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。
【書誌情報】
『スピンを操る The Approach Palette』
著者:伊澤秀憲
【購入者限定!伊澤秀憲アプローチドリルスイング動画付き】著者は世界で活躍し、国内ツアーで2度の賞金王にもなったプロゴルファー伊澤利光氏の甥。その伊澤プロを育てた氏の祖父・利夫さんから2歳よりゴルフの指導を受け、ゴルフ漬けとも言える日々を送る。ジュニア時代より各大会で好成績を残し、日本ゴルフ史上初めてマスターズを制した松山英樹プロや国内ツアー最年少記録を持つ石川遼プロなど同世代としのぎを削る。その中で氏のアプローチ技術は石川遼プロを始め多くのプロから神業と称され、現在ではゴルフ界で最も注目を集める若手プロの一人となっている。本書ではそんな氏の代名詞とも言えるアプローチに特化し、セオリーとされる打ち方やスタンス、グリップなどに対して、時に真逆の考えを取り入れた氏が導き出した新たなアプローチ概念を詰め込んだアプローチ指南書となる。実際、プロでもスコアを崩す要因の一つがアプローチと言われ、アプローチは奥が深いわりに、使用頻度や技術レベルが高いのが特徴である。だからこそ、本書ではそんなアプローチの深さ、面白さをより多くの方に知っていただき、アマチュアでも実際に活用できる考えや目安、テクニックを掲載し、アプローチをより身近に、より楽しめる一冊となっている。
公開日:2024.01.19