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フェースの向きとの差でスピンが変わる軌道の向きの違いとは!?【スピンを操るThe Approach Palette/伊澤秀憲】

Text:伊澤秀憲

【パレット要素11】軌道

振る方向(プレーンの向き)を変えて違いを見る

【11-0】スタンスライン:スクエア×インサイド・イン

スクエアに構えたうえで、インサイド・インのスイングプレーンで振った場合。

【11-0】スタンスライン:スクエア×インサイド・イン『スピンを操る The Approach Palette』

フェースの向きとの関係を意識する

スイングプレーンの向き(言い換えればクラブを振る方向)を変えることもできます。肩のラインに平行に振るのがインサイド・インで基準となります。それに対してインサイド・アウトやアウトサイド・インで振って違いを見てください。その際、プレーンの向きがターゲットに対してどのような向きになるかも意識します。体の向きとフェースの向きをスクエアにしておき、同じターゲットに対して振る方向を変えて打ったのが下の写真です。

【11-+】スタンスライン:スクエア×インサイド・アウト

【11-+】スタンスライン:スクエア×インサイド・アウト『スピンを操る The Approach Palette』

スクエアに構え、インサイド・アウトのスイングプレーンで振った場合。

【11–】スタンスライン:スクエア×アウトサイド・イン

【11--】スタンスライン:スクエア×アウトサイド・イン『スピンを操る The Approach Palette』

スタンスをスクエアにし、アウトサイド・インのスイングプレーンで振る場合、スライス回転であまり転がしたくない状況に合う。

【CHECK!】フェースの向きと軌道の向きの関係

ターゲットに対しての軌道の向きとフェースの向きとの差によって、スピンが変わる。どの方向に球が出てどういう回転になるかを確かめよう。

14要素の絡み合いで結果は変わる

ある要素を変えたときに、球質がどう変わるのか。その際、ほかの要素も影響を受けて自然に変わっていたりすることにも注意を向けてみたい。要素ごとに組み合わせを変えて結果を見ることにもトライしてほしい。

スタンスの向きや肩の向きを変えた構え方で軌道を変えることもできる

スタンスライン:オープン×インサイド・アウト

スタンスライン:オープン×インサイド・アウト『スピンを操る The Approach Palette』

スタンスをオープンにし、インサイド・アウトにクラブを振る場合、フック回転のピッチエンドランを打ちたい状況に合う。

スタンスライン:クローズ×インサイド・イン

スタンスライン:クローズ×インサイド・イン『スピンを操る The Approach Palette』

スタンスをクローズにし、インサイド・インのスイングプレーンで振る場合、フック回転でランニングを打ちたい状況に合う。

出典:『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲

【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。

【書誌情報】
『スピンを操る The Approach Palette』
著者:伊澤秀憲

【購入者限定!伊澤秀憲アプローチドリルスイング動画付き】著者は世界で活躍し、国内ツアーで2度の賞金王にもなったプロゴルファー伊澤利光氏の甥。その伊澤プロを育てた氏の祖父・利夫さんから2歳よりゴルフの指導を受け、ゴルフ漬けとも言える日々を送る。ジュニア時代より各大会で好成績を残し、日本ゴルフ史上初めてマスターズを制した松山英樹プロや国内ツアー最年少記録を持つ石川遼プロなど同世代としのぎを削る。その中で氏のアプローチ技術は石川遼プロを始め多くのプロから神業と称され、現在ではゴルフ界で最も注目を集める若手プロの一人となっている。本書ではそんな氏の代名詞とも言えるアプローチに特化し、セオリーとされる打ち方やスタンス、グリップなどに対して、時に真逆の考えを取り入れた氏が導き出した新たなアプローチ概念を詰め込んだアプローチ指南書となる。実際、プロでもスコアを崩す要因の一つがアプローチと言われ、アプローチは奥が深いわりに、使用頻度や技術レベルが高いのが特徴である。だからこそ、本書ではそんなアプローチの深さ、面白さをより多くの方に知っていただき、アマチュアでも実際に活用できる考えや目安、テクニックを掲載し、アプローチをより身近に、より楽しめる一冊となっている。

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