シュートするストレートを磨いて160キロを出したい!千葉ロッテマリーンズ・早坂 響【ラブすぽ独占インタビュー】


『ラブすぽ』直撃インタビュー直後に
念願の一軍デビュー!!
地元・千葉県出身の高卒2年目右腕・早坂 響。
1年目の昨季は特にフィジカル面の強化に着手し、今季は二軍で開幕から登板機会を掴んでいる。
第1ステップである一軍昇格へ向け練習に励み、先日(5/11)の埼玉西武ライオンズ戦で念願の一軍デビューを果たす。
一軍に昇格する前の今回、浦和で研鑽を積む19歳に『ラブすぽ』が直撃インタビューを実施!

一軍の選手と一緒に練習して
意識が大きく変化した!
――プロ2年目も開幕から1カ月が経ちました。1年目の昨季と比較して、自分の中で「一番成長できたな」と感じるのはどの部分ですか?
早坂 技術的な面でも成長もできていると思っているんですけど、それ以上に野球に対する考え方の部分ですかね。単純に野球について考えている時間も増えましたし、気持ち(向き合い方)の部分は変わったと思います。
――考え方が変わったキッカケは?
早坂 春のキャンプを宮古島でやらせてもらって、一軍で活躍している方々と一緒に練習する中で、「自分とは違う」と思う部分が沢山ありました。そういう人たちは普段の行動から違うんだということをすごく感じたので、自分も意識を変えなきゃいけないなと。
――プロ1年目の昨季は“身体づくり”にも着手したそうですが、成果は出ている?
早坂 プロ入りしたときは体重も70キロちょっとだったんですけど、今は81キロまで増えたので、メンタルだけでなく身体の部分でも成長できていると思います。
――身体が大きくなったことで、ピッチングにはどんな影響が?
上田 力を入れているつもりじゃなくても相手の反応が良かったりするので、そこは昨季から変わっている部分だと思います。
――早坂投手は高校2年生の秋、本格的にピッチャーに転向したそうですが、それまではどんなポジションを守っていたんですか?
早坂 中学から高校時代(ピッチャーに)転向するまではキャッチャーで、その前は内野やセンターをやることが多かったです。
――ピッチャー転向からわずか1年でドラフト指名されたわけですが、転向当初は今こうやってプロの舞台で投げている自分を想像できましたか?
早坂 全く想像していませんでした。プロ入り当初は不思議な感覚もあったんですけど、今はもう、そんなフワフワしたことは言っていられないので、しっかりと現実を見てプレーできていると思います。
――この記事を読んでいる人たちにも、早坂投手のことをもっと知ってもらいたいと思うので、「ピッチャー・早坂 響」について聞かせてください。現在の持ち球は?
早坂 真っすぐとスライダー、フォークです。
――フォークはプロ入り後に習得したとか?
早坂 はい、高校までは真っすぐとスライダーだけでやっていました。今はカーブも練習しているんですけど、まだ手探りの状況です。逆にフォークは今年から結構投げるようになって、試合の中での割合も増えてきています。
――ストレートの最速は?
早坂 152キロです。
――球速へのこだわりはありますか?
早坂 ピッチャーをやっているからには球速にもこだわって、追い求めていきたいと思っています。
――現在の野球界では球速以外にも回転効率や回転軸など、いろいろな指標があります。真っすぐを投げるうえで一番気にしている部分はどこですか?
早坂 もちろん、球速は意識するんですけど、その日の調子を見るうえで回転数も少し気にすることはあります。
――「理想のストレート」はどんなボール?
早坂 スピードはもちろん出したいですし、自分の場合シュート成分が多いので、伸びながらシュートするようなイメージでバッターが思ったよりも詰まったり、上手く捉えられないボールを投げたいです。
――ちなみに、将来的な球速の目標は?
早坂 まずは155キロを出したいと思っていて、そこからさらに先の「夢」は160キロです。

子どもの頃からマリーンズファン!
憧れは鈴木大地選手、平沢大河選手!!
――2年目のシーズンが始まって、実戦の中で手応えを感じる部分は?
早坂 上手くいかないことも多いんですけど、それでも去年のこの時期よりはバッターと勝負できていると思いますし、これからもう少し良くなりそうな、自分に期待している部分もあります。「今」というよりは「これから」もっと成長できそうだなと感じています。
――プロに入ってから「レベルの高さ」を感じた部分は?
早坂 バッターのスイングの速さや、狙ったボールを絶対に逃さない部分にはすごく怖さを感じます。
――いわゆる「プロのストライクゾーン」は苦労していないですか?
早坂 高校時代からコントロールはそんなに良くないので、審判の方やゾーンがどうというより、まずは自分がちゃんと投げられるか……という感じです(笑)。
――早坂投手は地元千葉県出身。子どもの頃好きだった球団は?
早坂 ずっとロッテが好きです。少年野球時代に試合前の球場でキャッチボールできる企画があって、そのときに初めてZOZOマリンスタジアムに来て、その後試合を観たんですけど、ファンの方の「応援」に一発でやられちゃいました。
――当時憧れていた選手は?
早坂 小学生の頃はショートをやっていたので、鈴木大地さんや平沢(大河)さんが好きでした。

――高卒2年目の早坂投手ですが、同期入団で同い年の木村優人投手、寺地隆成選手らがすでに一軍で活躍しています。
早坂 もちろん悔しさもありますけど、逆に自分も「二軍で打たれている場合じゃない」と思えています。プライベートでもよく話をするので、すごく刺激をもらえますね。
――同期は仲も良い?
早坂 今は一軍、二軍で試合の日は別々なんですけど、オフの日は寮で顔を合わせるので、いろいろと話もしますし、一緒に買い物に行くこともあります。
――今後、将来的にどんなプロ野球選手になりたいか、ビジョンを教えてください。
早坂 観ている人がワクワクするような、そんな選手になりたいですね。マリンのマウンドに立って、たくさんの応援を背に投げたいと思っています。
――目標にするピッチャーはいますか?
早坂 「目標」というよりは、すごいなと思ったり、参考にする方は沢山います。例えば西武の平良(海馬)さんは身長も僕とあまり変わらないのに(※早坂投手は176センチ、平良投手は173センチ)真っ直ぐは常時160キロ近いですし、ああいうピッチングができるようになりたいです。
――ありがとうございます!最後に、マリーンズファン、プロ野球ファンに向けて自己PRとメッセージをお願いします。
早坂 千葉からプロ野球全体を盛り上げられるように頑張ります。宜しくお願いします!
収録:2025年4月29日
インタビュー及び記事執筆:花田雪
協力:千葉ロッテマリーンズ
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