子どもには本棚を用意してどんな本を読ませたらいいのか?紙と人との親和性についても紹介【集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ】

頭のよい子の本棚は、どんなもの?①

これからも紙の本は勉強の必需品

子どものために本棚を用意したほうがよいか、どんな本を揃えたほうがよいかということも、よく寄せられる相談のひとつです。

最近は、電子書籍もあり、スマートフォンやタブレットで情報を得ることができるようになってきたことも、本棚問題のお悩みの要因になっているかもしれません。

結論からいうと、勉強するなら、ぜひ紙の本を本棚を用意してあげてください。

これは、紙のほうが、人との親和性があり、情報の理解のしやすさなどがあるとされているためです。(「紙の文化—文化の創生と継続において紙が果たしてきた役割と電子化時代の新たな展開—」尾鍋史彦2011)。

電子書籍が流通して何年も経ち、漫画や雑誌の需要は、電子書籍のほうが高くなったといわれています。ところが、それ以外の絵本や参考書などはいまだに紙の本の需要があります。

紙の本が3Dだどすると、電子書籍は2Dです。3Dのほうが、立体感でインパクトがあって、好まれやすいでしょう。

もちろん、それでも、子どもの個性によって違いはあります。なかには2Dのほうがやる気の出る子もいるので、その子の好みを確認してください

どんなことがあっても、大人の思い込みで

「これがいいといわれているから、こうしなさい!」

と押しつけないようにしたいものです。

【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀

【書誌情報】
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』
著:石田勝紀

本書『頭のよい子の育て方』では、「頭のよい子」とは、単に学力や成績が優れた子どもを指すのではなく、その子自身の特性やタイプに応じた能力や個性が発揮されている状態を意味すると提案します。著者は、親として子どもの個性に合わせた育児の重要性を強調し、シンプルで無理のない生活環境を整えることが、子どもの健全な成長を促す鍵であると説いています。また、親の都合で育児を進めるのではなく、子どもの特性に合ったアプローチが必要であることを具体的な例を交えて解説しています。子どもの成長をサポートするための実践的なアドバイスが満載の一冊です。

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