お箸デビューもこの時期から!乳歯が生えそろう時期の正しい食事選び【歯並びをよくする離乳食・幼児食】


STAGE5【奥歯が上下8本の完了期】ごはんとレシピ
お箸の持ち方
興味を持ち始めていたら、お箸の練習を始めてもOK。補助箸でも普通のお箸からでも持ちやすいものを選びましょう。

1.ひと差し指と親指を広げ、指でっぽうの形にする。
2.お箸を1本、鉛筆のように持つ。
3.もう1本のお箸を親指と人差し指の間に入れて、親指のつけ根ではさむ。
4.上のお箸だけを動かせれば、上手に持てている。
この時期のテーマ
乳歯が生えそろうので、かたい物もそしゃくできるようになります。成人型嚥下を習得します。
調理のポイント
ほぼ大人と同じ食事でOK。ただし薄味で。お口を育てるためにも、よく噛むように歯ごたえのある食材を使うようにしましょう。
食事中の水分補給は流し込み食べを防ぐため、汁物程度にしましょう。
食後に水かお茶を飲むようにします。
POINT! お箸選びのポイント
スプーンと同様に、子どもの手の大きさに合ったものを選びます。手のひらの根元から中指の先までの長さに、+3cm程度加えた長さが目安です。実際に子どもに持ってもらい、長さを確認しましょう。
アスパラとチーズのパリパリ焼き

材料(作りやすい分量)
● アスパラガス・・・4本
● スライスチーズ・・・3枚
● 餃子の皮・・・12枚
● サラダ油・・・小さじ1/2
作り方
① アスパラガスは根元のかたい皮はピーラーでむき、3 等分に切る。耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで1分加熱する。スライスチーズは4等分に切る。
② 餃子の皮にチーズ、アスパラガスをのせ、巻き終わりのふちに水をつけて巻く。これを12本作る。
③ フライパンに油を引いて中火にかけ、②の巻き終わりを下にして並べて2分ほど焼く。転がしながらカリッとするまでさらに2分ほど焼く。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
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