増加する子どもの将来のお口リスクに繋がる「ポカンロ」の改善法とは?【歯並びをよくする離乳食・幼児食】
特に増えているポカンロ
口を開けて寝ている、クチャクチャと音を立てて食べている、口がよく乾く、テレビを見ているときなどに口が開いている、鼻が詰まりやすい……。これらに当てはまったら、ポカンロといえます。口輪筋(口のまわりの筋肉)が鍛えられていないということ。口を閉じる筋肉をつけるようにしましょう。

お子さんが集中して何かをしているとき、常にうっすら口が開いていることは、ありませんか?
見た目とクセでチェック!
・口元が出ている
・あごが小さい・ない
・よだれがよく出る
・歯ごたえのある物を噛み切れない
・口がポカンと開いている
・舌足らずで聞きとりにくい
・口に何かを入れるクセがある

あごや口がきちんと成長していないと、顔の見た目、クセとしてあらわれてきます。たとえば、あごの骨の大きさに対して歯が収まりきらず、上下の唇が前に出てしまっていたり、あごが小さい、あごと首の境目がわからない、そしゃくする時間が長い or 短いなどといったことがあります。当てはまる場合は要注意。あごや口が未発達の状態といえます。
食材を前歯でかじり取るメニューを取り入れたり、口まわりの筋肉のトレーニングをしたりするようにしましょう。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。