「フンコロガシ」という呼び名の宝石も!? 有名な世界のジュエリーたち【宝石・ジュエリー図鑑】

物語とともに受けつがれる 有名な世界のジュエリーたち
宝石をふんだんに使ったジュエリーは、昔から国をおさめる立場の人たちが、権力や富、地位などのシンボルとして使ってきました。まばゆく輝くジュエリーを身につける姿を人々に見せることは、国をまとめるために必要だったのかもしれません。
世界で語りつがれる宝石たち
歴史のなかで、宝石はさまざまな場面で人々と関わってきました。
古代エジプト、フランス王室、イギリス王室など、それぞれの歴史のなかで宝石が登場します。これらの宝石は今でも実物が残っていて、王室や博物館などで保存されています。
縄文時代の日本のジェダイト(翡翠)の勾玉、古代エジプトのアメシストのスカラベの指輪、フランス王室のマリー・アントワネットのきらびやかな宝石を使ったジュエリーなど。
どれも価値が高く、もし金額をつけるとしたらとても高いものになります。
ジェダイト(翡翠)の勾玉
Cのような形に穴があいている、ジェダイト(翡翠)でつくられた勾玉。日本では、縄文時代のものも見つかっています。おまもりとして身につけていたと考えられています。
アメシストのスカラベ

古代エジプトでは、女王クレオパトラのエメラルドなどの宝石にまつわる数々の逸話があります。また、アメシストでつくられたスカラベの指輪も有名です。スカラベとはタマオシコガネという虫のこと。動物のふんを丸めてころがす姿から、「フンコロガシ」というよび名もあります。古代エジプトでは太陽の神様の象徴と信じられてきました。

【出典】『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
【書誌情報】
『宝石・ジュエリー図鑑』
監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
キラキラまばゆい輝きと、無限のカラーバリエーション。地球がつくりだすキセキの一粒。もしかしたら大人も知らない、宝石のひみつがわかる本です。
美しい宝石写真、かわいいイラスト、「ねえ、これ知ってる?」とすぐに話したくなるおはなし。
宝石誕生のひみつ、輝きや色のひみつ、宝石にまつわる歴史、文化、伝説をわかりやすく楽しく解説します。
昼はエメラルド(緑)、夜はルビー(赤)に変わる「アレキサンドライト」
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クレオパトラに愛された宝石「エメラルド」
宇宙からやってくることもある!「ペリドット」
「アメシスト」を熱すると「シトリン」に変身
じつはなかま「ルビー」と「サファイア」 など
12か月の誕生石はもちろん、お気に入りがきっと見つかる色別の宝石図鑑。
人と宝石のお付き合いや、原石から宝飾品になるまでの流れがわかる、ジュエリー図鑑。
さらに地球の活動と宝石の関係や、宝石・ジュエリーにかかわるお仕事まで紹介します。







