「最も運のある馬が勝つ」日本ダービーで過去10年3着内すら入れていない【死の馬番】に入ってしまった不運の馬とは!?


過去10年のデータから各項目別の勝つ確率を割り出し、「最も運のある馬」未来のダービー馬を炙り出す!!
「最も運のある馬が勝つ」ホースマンの夢!! 日本ダービーが東京競馬場で開催される。
同期7950頭の頂点を目指して全18頭の出走馬が決定した。
そこで、どの馬が頂点に輝くのか!? 過去10年のデータから勝ち馬に最も近い馬を各項目別で勝つ確率ポイントを割り出し、勝ち馬を炙り出していく!!
●前走クラス別
前走GⅠを走った馬が8勝と圧倒的な成績を収めている。残りはGⅡとGⅢを走った馬で、それぞれ1勝を挙げている。このデータから、オープン、条件戦を走った馬が勝つのは厳しい事が分かるだろう。
前走で重賞以外を走った馬が勝ったのは、1996年のすみれS(OP競走)を勝ちダービー馬となったフサイチコンコルドまで遡るほどだ。
そこで、勝つ確率ポイントをGⅠ組が25%、GⅡとGⅢ組が10%、それ以外0%とする。
●キャリア別
ダービーまでに5戦走った馬が5割の5勝を挙げている。これに続くのが4戦組の4勝、3戦組の1勝となっている。6戦以上の馬からは勝ちはなく、2着1回、3着3回とあまり良い結果を残していないのが現状である。
この事から、勝つ確率ポイントを5戦組が25%、4戦組が20%、3戦組が10%、それ以外は0%とする。
●前走着順別
前走を勝った馬と2着だった馬が、それぞれ3勝とトップの成績を残している。これに続くのが3着と5着、6着以下一桁台だった馬と除外馬で、それぞれ1勝を挙げている。
基本は、前走で掲示板外の成績だとダービーを勝つのは厳しく、過去30年でも2009年のロジユニヴァースが皐月賞14着からの勝利と、2018年のワグネリアンによる皐月賞7着から勝った2例しかない。
そのため、勝つ確率ポイントが前走を勝った馬と2着だった馬が25%、3着以下で5着の掲示板内だった馬が10%、6着以下の掲示板外だった馬が5%とする。
●枠番・馬番
日本ダービーは内枠有利というイメージがあるが、過去10年のデータを見ると意外にもそうではない。3枠、6枠、7枠が最多のそれぞれ2勝を挙げている事から、近10年では外枠の方が有利と言えるだろう。
また4枠だけが過去10年勝っていない。この4枠は過去10年どころか過去30年を見ても勝ち馬が出ていないほど不運な枠と言えるだろう。
そして、ここから細かく馬番を見てみると、過去10年で一度も3着内に入ったことのない「死の馬番」の存在が判明した。
その馬番とは、②⑨⑯で今年は2番ショウヘイ、9番ジョバンニ、16番ファイアンクランツの3頭である。
特に②ショウヘイは内枠に入り、前走では京都新聞杯を勝利してC.ルメール騎乗ということで人気の一角になるだろうが、かなり厳しいデータを突き付けられてしまった。
ということで、ここでの勝つ確率ポイントを3,6,7枠が25%、1,2,5,8枠が20%、4枠と死の馬番に入った馬は0%とする。
以上の4項目の合計ポイントが最も高かったのが、95%を獲得した⑬クロワデュノールで、これに続いたのが80%を獲得した⑰マスカレードボールである。
果たして指数に導かれた⑬クロワデュノールが、日本ダービー馬の称号を掴むのか!?
発走は、6月1日の東京競馬場11レース、15時40分予定。
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