今までの常識は通用しない!老後資金の枯渇を招くヤバイ「教育費」の掛け方とは!?【経済の話】

教育費のかけすぎは老後の負担に
勉強の嫌いな子供に無理やり学習環境を整えても、IQにおいては8割が遺伝で決まるそうです。一生懸命勉強すれば、高偏差値の一流大学に合格できると信じられていますが、学習に関わる遺伝子が優秀でなければ、教育に要した「金・時間・労力」は無駄になるのです。
イギリスのオックスフォード大学でAI(人工知能)を研究するマイケル・A・オズボーン准教授がスタッフとの共著で、2014年に発表したこの論文「雇用の未来―コンピューター化によって仕事は失われるか」は、世界中に衝撃を与えました。
米国の労働省が定めた702の職業分類のうち、今後10〜20年で、47%の仕事がテクノロジーに取って代わられるとしていたからです。10年後にはタクシーやトラックの運転手も要らなくなるばかりか、弁護士や会計士といった分析的業務の大半や、医師による診断業務もAI判断が主流になるというのです。ブルーカラーだけでなく、ホワイトカラーさえもが、仕事を奪われる時代が来るわけです。
文科省のデータによれば、授業料、給食費、教材費に、塾や習い事を加えた教育費は、幼稚園から大学まで、すべて公立なら約800万円かかるといい、高校と大学だけが私立なら1084万円、幼稚園から大学まですべて私立なら2212万円かかるといいます。これらは自宅通学が前提です。寮やアパート代を入れればもっと大変なのです。
米国の最新の教育研究では、今後は人の認知スキルより、人生を成功させる要素としての社会貢献や経済基盤に直結する「非認知スキル」が重要といいます。子供に過度の期待をし、教育費をかけると老後資金も枯渇します。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話』
監修:神樹兵輔
日本の社会をとりまく環境は日々変化を続け、日本経済を知ることはイコール「世界や社会の今」を見ることにもなる。行動経済学から、原価のしくみ、生活に密着した経済の疑問や問題点など、いま知っておきたい経済の基本を、身近なテーマとともに図とイラストでわかるやすく解説、読み解く一冊。
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