【命を守る休息】運転中の「退屈」は脳のSOS!事故やミスを未然に防ぐための鉄則【脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣】

「疲れてから休む」では遅い

自律神経疲労は回復がとても難しい

 自分で「疲れている」と感じたとき、それはすでにかなり自律神経疲労がたまっています。「疲れを感じたら休めばいい」と思うかもしれませんが、それでは遅いのです。

 例えば車の運転中、疲れを自覚したときにはすでに反応が鈍くなっており、休憩場所にたどり着く前に事故を起こす危険さえあります。これを防ぐには、「疲れを感じる前」に体からのサインを察知して、早めに休息を取ることが重要です

 そのサインのひとつが「飽き」です。たとえば運転中に「退屈だな」と感じたら、それは脳が休息を求めているサイン。すぐに休憩を取り、リフレッシュしましょう。これは、ミスが許されない仕事や、火・熱湯など危険を伴う家事でも同じです。「飽きた」と感じたら、無理をせず一度手を止めるようにしましょう。

 脳の疲労を放置して蓄積させると、日常のパフォーマンスが下がるだけでなく、やがてどれだけ休んでも回復できない状態に陥ります。いったんオーバーワークした自律神経を元に戻すのは非常に難しく、脳の機能そのものが急速に老化していくのです。

 脳の老化といえば、認知症を思い浮かべる人が多いでしょう。実際、脳が正常に働かなくなると、それを補おうとして自律神経に過剰な負荷がかかります。自律神経が乱れると、ホルモンをつかさどる内分泌系にも悪影響が及び、ホルモン分泌の乱れによって心身のバランスが崩れ、内臓機能も低下してしまいます。

 さらに悪化すると、脳や内臓だけでなく血管にも老化がおよびます。その結果、高血圧や肥満をきっかけに、脳梗塞・高血糖などの生活習慣病、いわゆるメタボリック症候群へとつながっていきます。加えて、免疫機能も衰えるため、がんなどの重大疾患を防ぐ力も弱まってしまうのです。

【出典】『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』著:梶本修身

【書誌情報】
『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』
著:梶本修身


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