ラグビーW杯総括。収穫はスクラム!【二宮清純 スポーツの嵐】

「慎さんのスクラム」
南アフリカが史上最多となる4回目の優勝を果たしたラグビーW杯フランス大会。ベスト4に進出したイングランド、アルゼンチンには善戦したものの、D組の日本は2勝2敗の勝ち点9で3位となり、2大会連続のベスト8進出を逃した。
課題として残ったのは、後半20分を過ぎてからの被トライの多さだ。
夏場、選手たちが「地獄」と口を揃える合宿を張り、スタミナを養ってきたはずなのに、後半のスコアはイングランド戦が3対21、サモア戦が11対14、アルゼンチン戦が13対24と散々だった。
4回目のW杯を経験したリーチ・マイケルは「弱点はラスト20分の戦い。(それを埋めるのが)最後のピース」と反省を込めて語った。
その一方で収穫もあった。スクラムについてはイングランド、アルゼンチンとほぼ互角に渡り合い、ティア1基準に近付いていることを示した。
短期間で、これだけ急激にスクラムが強くなったチームを、私は他に知らない。
日本経済新聞(10月17日付け)によると、今大会、日本がマイボールを確保できた割合は95%で全20チーム中2位(1次リーグ終了時点)。スクラムが弱点と言われた時代は、今や遠い昔である。
スクラム強化の立役者がコーチの長谷川慎だ。ベテランの堀江翔太が「慎さんのスクラム」と呼ぶほど、選手たちからの信頼は厚い。
FW8人、16本の足と80本の指の位置、ヒザの角度にまでこだわる。
かつて本人は目指すべきスクラムについて、こう語った。
「日本のFWは、重量やパワーの点では他国にかないません。彼らに勝つためには、自分たちの力を最大限に漏らさず伝えなければいけない。そのためにどうすればいいかを常に考え、研究してきました。それで辿り着いたのが、スクラムが崩されそうになったら、8人全員でシンクロ(同調)して、力の漏れそうな部分を埋めるという現在のスクラム。これは他国にはない強みだと思っています」
自他ともに「スクラム職人」と認める長谷川だが、大会終了をもって日本協会との契約は切れる。
ラグビー界隈では、ジェイミー・ジョセフHCの後任人事に注目が集まっている。オーストラリア代表前HCのエディー・ジョーンズ、ニュージーランド代表ディフェンスコーチのスコット・マクラウド、スピアーズをリーグワン優勝に導いたフラン・ルディケらが候補に挙がる。
誰が監督になってもスクラムは長谷川に任せて欲しい。継続は力なり、である。
初出=週刊漫画ゴラク2023年11月10日発売号
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