突発的な血圧上昇を瞬時に抑えるツボ押し! 椅子に座って押すだけ降圧法【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】


”メンタル高血圧”には降圧ツボが効く
降圧ストレッチと合わせて行ってもらいたいのが、「ツボ押し」です。降圧ストレッチや降圧ジャンプが筋肉や血管、心肺機能に働きかけ、高血圧にならない体質に変えていくのに対し、降圧ツボはメンタルが原因で起こる突発的な血圧の上昇を抑えてくれます。「肉体的な原因には降圧運動」「精神的な原因には降圧ツボ」と覚えてください。
ツボ押しには、脳内の本能を直接刺激して、自律神経を調整し、血圧をあるべき状態に戻す効果があります。いつでもどこでも実践することができ、即効性もバツグン! イライラや不安など、ストレスを感じたときにはぜひ試してみてください。
ただし、ツボ押しの効果はあくまでも一時的なもので持続力はありません。基本的には降圧運動を続けることを前提に、いざというときの対処法として活用してください。行う際は必ず椅子に座り、力を加えすぎないよう注意しましょう。
こんな高血圧には降圧ツボ!
□ 病院での血圧測定で、緊張を感じたとき
□ 怒りやイライラなど強いストレスを感じたとき
□ 運動をして動機や息切れが激しくなったとき
□ 朝測ったら、いつもより数値が高かったとき

Q「ツボ」ってそもそも何?
<A>
ツボは「神経の交差点」。老化や運動不足で体が硬くなると、神経の交差点で交通渋滞が起こりやすくなります。この渋滞を解消し、神経の流れをよくすることがツボ押しの目的です。ツボを押すことで交通渋滞がなくなると、血圧をコントロールする自律神経の働きがよくなり、血圧が即効で下がるというわけです。

POINT
肉体的な高血圧にはストレッチ、精神的な高血圧にはツボ押し
【書誌情報】
『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』
著:加藤雅俊
「血圧の薬って一生飲み続けなけるべき?」「薬をやめたいけど、やめるのが怖い!」
そんな人のために、高血圧治療の誤解を解き、薬に頼らずとも血圧を下げられる方法をご紹介。
1日1分でもできる降圧ストレッチの実践法です。