退屈は脳の働きを悪くする?実は『ひらめき』を生むために必要な『脳の空白』の正体【脳の話】

退屈な生活をすると、脳の働きは悪くなる?

脳は自ら刺激になることを生みだす

私事で恐縮ですが、学会などで人の話を聞いたりしているとき、ついつい退屈して、手元で何かをはじめてしまうクセがあります。 もちろん、実際に話がつまらないこともありますが、よほど面白い話でないと、脳は退屈してしまうのです。 猛烈に興味を惹かれる刺激が入ってくるか、あるいは作業をしていて手元が忙しいというような状況でもなければ、自分の脳を満足させることができないようです。 こんな私ですが、私の脳が特に変わっているとは思っていません。もともと人間の脳は退屈しやすいものだからです。自分はそんなことはないといわれるかもしれませんが、たいていの場合は、脳が無意識のうちに処理してしまっているので、自分では気づかないだけのことです。 退屈というのは、脳のなかに空白ができてしまって、それを何かで埋めたいという強い欲求が生じることです。 その結果、自分でも思いもよらないことを感じたり、考えたりします。それがひらめきとなって、歴史に残るような発明・発見につながることもあります。退屈という、一見否定的な状態にも効用があるということです。 また、不安といったマイナスの感情も、それが脳のバランスを崩すものでなければ、きっと何かの役割を果たしているはずです。 【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』著:茂木健一郎

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『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』
著:茂木健一郎


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