長安と並ぶ西の国際都市「バグダード」はいかにして爆発的な成長を遂げたのか?【世界史】

急伸長したイスラム世界
非アラブ人の世界にイスラム改宗者(マワーリー)が生まれ、広がるにつれて諸民族間の風習や生活上のルールの違いから対立したり、不満を爆発させるようになる。そして、ウマイヤ朝そのものを打倒しようとする動きまで表れる。
預言者ムハンマドの叔父の家系に当たるアブー・アルアッバースは「イスラム共同体の指導者にはムハンマド家の出身者が相ふさわ応しい」という思想を利用し、マワーリーやシーア派の反ウマイア勢力の後押しを得て東部イランで蜂起。七五〇年、アッバース朝を樹立した後、翌年、ウマイヤ朝を滅ぼしてイスラム世界の覇者となる。
しかし、ウマイヤ朝のカリフ一族もしぶとく、イベリア半島に脱出し、コルルドバを首都とする後ウマイア朝を設立する。勢力範囲はわずかにイベリア半島に限られているが、イスラム共同体は東西に分裂したことになる。新興アッバース朝はシーア派を抑えて第二代カリフにマンスールを選出。その時、バグダードに壮大な円形の新首都を築いて、唐帝国の首都長安と並ぶ、世界最大の都として知られるようになり、空前の繁栄を享受するようになる。
この時代にイスラム法が整備され、非アラブ人への差別は解消。むしろ、アッバース朝誕生に貢献したイラン人が軍隊や官僚機構で重視され、首都もバグダードになったのでアラブ人単一支配を脱し、真のイスラム共同体が実現されたと言ってよいのかもしれない。
しかし、イラン、シリア、エジプトは総督のもとで独自の軍隊を持ち、独自の判断で動くようになる。当然、カリフの主権から離反し、内部から変質して行くようになる。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界史』
著:鈴木 旭 日本文芸社刊
いま地球規模の「人類史」という観点からも注目され、一方で一般教養、知識としても人気が高い「世界史」。世界規模の歴史を学ぶ上で大切なのは、歴史を流れとして捉えること、歴史にも原因と結果があり「なぜ」そこに至ることになったのか大もとの理由を理解すること、そして見ただけで忘れないようにビジュアルで視覚的覚えること。本書ではさらにアジアや日本の歴史とその役割にも重点を置き、最新の発見や新しい史論を取り入れた、世界史の学び直しにも、入門にも最適な知的好奇心を満足させる1冊。
この記事のCategory
オススメ記事
求人情報
サービスエンジニア/ガス機器の修理
株式会社前田営工センター
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:月給23万円~スポンサー:求人ボックス
車部品の目視検査スタッフ・10時・17時~の2交替勤務/手当最大4万円/車部品がちゃんとメッキ加工されているかなどをチェック
株式会社ホットスタッフ稲沢
勤務地:愛知県雇用形態:派遣社員給与:時給1,450円~1,813円スポンサー:求人ボックス
新聞販売店でのエリアマネージャー
朝日新聞サービスアンカー ASA吹田
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:月給25万円~スポンサー:求人ボックス
構内作業
株式会社中井商店
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:日給1万3,000円スポンサー:求人ボックス
看護師/透析クリニック/扶養内勤務OK/非常勤にも賞与あり/経験不問/時間・曜日相談OK
小牧クリニック
勤務地:愛知県雇用形態:アルバイト・パート給与:時給1,500円~1,800円スポンサー:求人ボックス
冠婚葬祭プランアドバイザー
株式会社117
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:月給20万円~スポンサー:求人ボックス









