クラブの動かし方を中心に考えるアドレスとは!?

スウィングで、グリップと同じくらい大事なのはセットアップです。セットアップは、ボールに対する立ち位置(アドレス)と姿勢(ポスチャー)のことです。さて、ポスチャーで大事なことは何か、皆さんはどんな指導を受けてきましたか?背筋を伸ばし、左右の足に均等に体重を乗せ、ヒザを軽く曲げて、お尻を突出し、頭を動かさないようにして……などと習ったと思います。そのようなアドレスで上手く打てているなら、それで構いませんが、もし上手くいっていないのであれば、グリップのところでも述べましたが、そうしたことは一切忘れましょう。
従来のレッスン書は、体の動かし方を中心に「どうすれば体を上手く動かせるか」という視点で書いてあるものがほとんどです。Sメソッドは違います。球を打つのはクラブヘッドです。 インパクトエリアのわずか2センチの間に、ヘッドがどういう軌道で動き、フェース面がどう向いていたかによって、飛び出す球の弾道が決まるのです。だからSメソッドでは、クラブの動かし方を中心に「どうすればクラブを上手くコントロールできるのか」という視点でアドレスやスウィングを考えます。
たとえば、残り100ヤード、フェアウェイの絶好のポジションからピッチングウェッジで打って、ダフって50ヤードもショートする人がいます。そういう「ダフリ」を防止するには、アドレスで左前腕とシャフトの間に約150度の角度を作り、インパクトで、この角度をキープすればいいのです(フルスウィングでは、90度〜150度の間で変化します)。
体の動かし方を中心に考えると、手首をコックするなとか、頭を動かすな、上体を突っ込むな、アレをするな、コレをするな、とやってはいけないことばかりになりますが、クラブの動きを中心に考えると、アドレスでできた左前腕とシャフトの角度約 150度をスウィング中、それ以下にキープする力を入れておきましょう。実際はトップで90度に折れますが、慣性力によって動かされただけなのでインパクトでは自然に150度に戻ります。どちらがやさしいかは、言うまでもないでしょう。
【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
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