×NG:キャッチボールの時は相手の胸に向かって投げよう【そのコーチの教え、本当に正しいの? 少年野球 ワンランク上の選手になるための新常識52】

右投げ同士ならば、グラブをはめている相手の左側の顔の高さに投げるキャッチボールをオススメしたい。
相手の胸に向かって投げる場合は、ややクロス方向に投げることになるので、リリースが遅れて伸びがない、いわゆる「引っかけた」ボールになってしまいがち。
一方、顔の左側へは真っすぐ投げ出せばよく、こちらの方が、指にかかった伸びのあるボールを投げやすいのだ。
捕る方はグラブを顔の斜め前に出して捕るようにする。ボールの軌道を斜めから見ることで、距離感がつかみやすくなるのだ。また、
胸の前だとグラブをバックハンドで構えることになるが、顔の斜め前ならばフォアハンドで構えればよいので、グラブを前後左右に操作しやすく、逸れたボールにも対応しやすい。捕れなかった時も体に当たる危険が少ないので、特にジュニア選手や初心者にとっては、恐怖心を軽減できるのも利点だ。
このキャッチボールができると、試合中の挟殺プレーでも走者に送球を当ててしまう危険を回避できる。
【書誌情報】
『そのコーチの教え、本当に正しいの? 少年野球 ワンランク上の選手になるための新常識52』
我が子が少年野球をやっている親は、誰しも我が子に良い選手になって欲しい。そのために選手の子供自身も親御さん自身もコーチに教わったことは100%正しいと信じて練習や試合に臨みます。それはもちろん当たり前なのですが、残念なことに少年野球コーチが言っていることが100%正しくないことが多々あります。
特に年配のコーチによく見られるのが「もう世間では正しくないとされているような昭和の常識」をいまだに子供たちに教えてしまうことです。野球の知識や経験に乏しい家庭は仮にその指導に疑問に思っても反論することはできずに、間違った指導の反復練習を繰り返して間違った技術を身に付けて終わるという悲しい現実が日本中にあります。
本書では以前は正しいとされてた野球の常識の誤りを指摘して、良い野球選手になるための本当に正しい令和時代の技術論、知識、考え方を大きなイラストで示します。
具体的には「キャッチボールは相手の胸に向かって投げる」「肩よりヒジを上にあげて投げる」「素振りがバッティング練習の基本」「ピッチャー返しやセンター返しを意識してバッティング練習が大切」「転がせば何かが起きる」「ゴロは体の正面で両手で捕ろう」「打球は捕れなくても体で止めよう」「ピッチャーは長い距離を走り込んで下半身を強くするべき」「何でもいいから声を出してプレーしよう」など数多くの古い常識にツッコミを入れます。
項目は全部で52個。小学生が読みやすいようにワンテーマ1見開きで大きなイラストがメインの紙面構成です。
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