明日できる調理術! トースターを使わず最強に美味しいパンを焼く方法とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話/鳥羽周作】

〈鳥羽流〉自宅でできる最強においしくなる料理の技術「フライパンで焼くトーストは驚くほど香ばしい」
火との接地面が味を決める
トーストと言えば、オーブントースターを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし家庭で香ばしいパンを食べたいなら、実はフライパンで焼くのが正解です。
フライパンをしっかり熱してから食パンを置くと、全面が鉄板と密着して焦げ目が均一につきます。トースターのように熱が循環するのを待つ必要はなく、接地面から直に熱が伝わるため、短時間で仕上がるのもポイントです。裏返せば同じように焼き目がつき、香ばしさと食感のコントラストもはっきり出ます。表面はカリッと香ばしく、中はふわっとした、おいしいトーストが食べられるでしょう。
さらに、バターをひと塗りしてから焼けば、油分がパンの表面をコーティングして香り高く仕上がります。その際、焦がしすぎない程度に薄く色づけるのがコツです。フライパンならバターの溶け方も均一になり、香りと食感が調和していきます。
パンをどう焼くかは「温度と接地面」をどう設計するかに尽きます。オーブンでじっくり加熱するのもひとつの方法ですが、フライパンを使えば短時間で香ばしさを引き出すことが可能です。火との接地面積を考慮し、焼き方を工夫するだけで、忙しい朝でも簡単に、格別においしいトーストを味わえます。
火との接地面が味を決める


オーブントースターは庫内で均一に熱が回るのに対し、フライパンは底面に直接火が伝わるため、香ばしい焼き目がつく。トーストのおいしさは、火との接地面で大きく変わる。
バターが溶けるときの違い
オーブントースター
ふんわり温まってバターがゆっくり染み込む

フライパン
焼き面でジュワッと溶けて香りが引き立つ

フライパンで焼いたトーストは、熱い接地面にのせた瞬間にバターがジュワッと溶けて香ばしさをまとう。バターとの相性を最大限に引き出せるのもフライパンならでは。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』著:鳥羽周作
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』
著:鳥羽周作
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