「デカい=強い」ではない!? “強者”より小さな生き物が絶滅を生き延びたワケ【眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話】

「弱いから滅びる」「強いから生き残る」わけではない
本当に「強い」のは誰?
中生代の陸、海、空を支配し、栄光の時代を築いた最強の生物・恐竜は、わずか1週間ほどで滅んだともいわれています。環境にうまく適応していた生物ほど、急激な変化には弱く、滅びやすいという一面があります。
恐竜の絶滅は、約6600万年前の巨大隕石衝突がきっかけとされています。それまで安定した気候に合わせて繁栄していた恐竜たちは、気温の低下や日照の減少に対応できず、一気に姿を消しました。この例からは「弱いから滅びる」「強いから生き残る」という、そう単純なものではないことがわかります。
同じことは、メガテリウム(巨大ナマケモノ)やジャイアントペンギンなどにもいえます。体が大きい動物は多くの食料を必要とし、体温の調節もしにくいため、環境が変わると生き延びるのが難しくなります。
一方で、昆虫やネズミのように小柄でも環境変化への適応力が高い動物は、幾度もの大量絶滅を生き抜いてきました。彼らは一見すると「強い」ようには見えないでしょう。
このように「生き残る」という観点で見れば、何をもって「強い」のか「弱い」のかは一概には決められません。むしろ、変化に対応できるしなやかさこそが、生き残るための本当の強さといえるでしょう。
恐竜たちは1週間で滅んだ!?

【環境によくなじむ生物ほど環境の変化に弱い】
中生代に繁栄した最強生物・恐竜ですが、わずか1週間ほどで滅んだといわれています。
隕石衝突に伴う気温の低下や日照の減少に対応できず、一気に姿を消しました。
“強さ”とはなにか?
大きい体を維持するのは大変
一見強そうな巨大動物は、多くの食料が必要で、体温調節もしにくく、環境変化に弱い傾向にあります。

体が小さければ省エネ
一見弱く見える小柄な動物でも、環境の変化に適応し続け、幾度もの大量絶滅期を乗り越えたものもいます。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』監修:今泉忠明
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』
監修:今泉忠明
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絶滅動物の話!
40億年に及ぶ地球のヒストリー。
その中で繰り返されてきた生き物たちの絶滅。
もはや私たちが出会うことのかなわない彼らのあまりに興味深いエピソードを紹介。
絶滅とは何か。
「弱いから」滅び、「強いから」生き残るわけではない。
なぜ彼らは滅び、また生き残ったのか。
我々人類こそが絶滅の原因だった生き物たちもいる。
発見から30年もたたずに食い尽くされたステラーカイギュウ。
人類が現れるまで無敵だった巨大ナマケモノ、メガテリウム。
あるいは進化の果てに潰えた者たち。
さすがに大きくなりすぎたジャイアントペンギン。
肉食をやめたら生活が合わなかったアルクトテリウム。
環境や競争に敗れた末、絶滅の運命をたどることもある。
たどり着いた最後のすみかが噴火で沈没したオオウミガラス。
クローンで復活するも「2度の絶滅」をしたピレネーアイベックス。
絶滅は過去のできごとではない。
種の断絶が危ぶまれる生き物は、我々が生きるこの世界にも存在する。
トラ、オオサンショウウオ、ヤンバルクイナ、ホッキョクグマといった
絶滅危惧種がそれだ。
絶滅といえばこれ、謎多きニホンオオカミや「最後の1頭」が2012年に死亡したピンタゾウガメも。
触れれば触れるほど知りたくなるもう永遠にいなくなってしまった、いつかはいなくなってしまうかもしれない彼らの物語。
ひょっとすると、人類もいつかは……?
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