遥かな時を生き延びた”カブトガニやシーラカンス”…「生きた化石」たちの生存戦略とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話】

カブトガニ、シーラカンス……大量絶滅期を切り抜けた動物たち

「生きた化石」の生存戦略

地球を襲った5度の大量絶滅。それらを乗り越えて、今日まで生き続けている動物たちもいます。

その代表格がカブトガニです。およそ4億5000万年前からほとんど姿を変えずに生きており、干潟でも浅海でも、さらには海水温の変化にも耐えられるという、非常に高い適応力を持っています。外見はまるで古代の鎧のようですが、そのしなやかな生命力こそが、長い歴史を生き抜いてきた理由なのです。

もう一種の「生き残りの証人」がシーラカンスです。約4億年前に登場したとされる古代魚で、かつては6500万年前に絶滅したと考えられていました。ところが1938年に南アフリカの漁港で偶然発見され、世界中を驚かせました。深海という安定した環境に暮らし、外敵が少なく、代謝が低いため少ない食物でも生きられるといった特性が、大量絶滅の波をくぐり抜けた要因として考えられています。

そのほかにも、ワニやカメ、ゴキブリなど、地球の大変動を乗り越えてきた仲間たちは数多くいます。彼らに共通するのは、派手な進化ではなく、変化に対する粘り強い適応力です。滅びゆく種がある一方で、こうして脈々と命をつないできた存在がいる──それこそが、地球の生命史が持つ最大の奇跡なのかもしれません。

したたかに生き抜く動物たち

カブトガニ

およそ4億5000万年前から、ほとんど同じ姿かたちをキープ。生息環境の変化に対する高い適応力を備えています。

シーラカンス

6500万年前に絶滅したと考えられていたものの、1938年に南アフリカで発見。深海でひっそりと暮らし続ける「生き残りの証人」です。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』監修:今泉忠明

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』
監修:今泉忠明


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絶滅動物の話!

40億年に及ぶ地球のヒストリー。
その中で繰り返されてきた生き物たちの絶滅。
もはや私たちが出会うことのかなわない彼らのあまりに興味深いエピソードを紹介。

絶滅とは何か。
「弱いから」滅び、「強いから」生き残るわけではない。
なぜ彼らは滅び、また生き残ったのか。

我々人類こそが絶滅の原因だった生き物たちもいる。
発見から30年もたたずに食い尽くされたステラーカイギュウ。
人類が現れるまで無敵だった巨大ナマケモノ、メガテリウム。

あるいは進化の果てに潰えた者たち。
さすがに大きくなりすぎたジャイアントペンギン。
肉食をやめたら生活が合わなかったアルクトテリウム。

環境や競争に敗れた末、絶滅の運命をたどることもある。
たどり着いた最後のすみかが噴火で沈没したオオウミガラス。
クローンで復活するも「2度の絶滅」をしたピレネーアイベックス。

絶滅は過去のできごとではない。
種の断絶が危ぶまれる生き物は、我々が生きるこの世界にも存在する。
トラ、オオサンショウウオ、ヤンバルクイナ、ホッキョクグマといった
絶滅危惧種がそれだ。

絶滅といえばこれ、謎多きニホンオオカミや「最後の1頭」が2012年に死亡したピンタゾウガメも。
触れれば触れるほど知りたくなるもう永遠にいなくなってしまった、いつかはいなくなってしまうかもしれない彼らの物語。
ひょっとすると、人類もいつかは……?

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