「会社をデザイン」する!? デザインでよく使われる「ブランディング」とは何をする?【瞬解! デザイン用語図鑑】

【デザイン制作・基本用語】「ブランディング」
自社や自社の商品やサービスを他社と差別化し、顧客や取引先、社会全体に認知してもらうための取り組みのこと。
簡単にいえば、戦略的に打ち出す、その会社のアイデンティティのこと!
ブランディングで必要な要素
独自性
自社のブランドが、他のブランドとどのように違うか差別化を図ります。ユーザーにとって記憶に残りやすいブランドに。

客観性
客観的なデータや消費者のフィードバックにより、ニーズに沿ったブランディングができ、愛されるブランドとなります。

機能性
ビジュアル面だけではなく、空間やユーザー、従業員へ浸透してこそ、機能しているブランドとなります。

一貫性
ロゴ・カラー・フォント・コピーなどが一貫性をもち統一されていると、ユーザーの印象に残りやすくなります。

ブランディングの5つのプロセス
❶市場調査
現在ある競合他社のブランド、市場のニーズを調査し、自社との差別化のポイントを明確にします。

❷ブランドコンセプトの決定
ブランドの理念や方向性を定めます。これを元に、キャッチコピーやタグライン*を設定します。

*ブランドの特徴や価値をわかりやすく伝える短いフレーズのこと。
❸デザイン開発
ロゴ・カラー・フォント・コピー・シンボルマークなど、ブランドコンセプトに沿ったデザインを制作します。

❹認知拡大
広告やX(旧:Twitter)・InstagramなどのSNSを活用し、ブランドを消費者に認知してもらいます。

❺反応の分析
消費者の反応を分析し、ブランドの戦略を練り直します。市場のニーズに対応し、持続的なブランドを目指します。

ブランディングのデザイン要素

【POINT】
ブランディングは商品の付加価値になります。
競合他社と差別化し、ユーザーに選ばれるブランディングデザインを目指しましょう。
【出典】『瞬解! デザイン用語図鑑』著:ingectar-e
【書誌情報】
『瞬解! デザイン用語図鑑』
著:ingectar-e
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【著者情報】
ingectar-e
代表 寺本恵里
デザイン書の執筆やイラスト素材集の制作をしているデザイン事務所。著書は40冊以上。代表作の『3色だけでセンスのいい色』は17万部を突破。『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本( ソシム)』シリーズでは累計35万部を突破している。大阪、京都にて「ROCCA&FRIENDS」などカフェの運営、店舗展開、デザイン、企画などもしている。
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