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人相学では卵顔の人は頭脳明晰で努力家とみる【改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習】

Text:黒川兼弘

卵顔 精神型40%、筋骨型60%

頭脳明晰で努力家

卵型の顔は比較的、額が狭い。眉は細いが、目は大きくぱっちりしています。耳は丸く薄い耳で、耳たぶは小さめです。頰骨が前に少し張り、肉も少しついています。鼻筋の通った高い鼻で、鼻頭が少し尖っていて、小鼻はあまり横に張っていません。口は大きからず、小さからず両端が引き締まり、上下の唇の厚さが同じで、肉が引き締まっています。あごは丸みはありますが、細めです。[図40]。

知的な精神型と意志的な筋骨型の混合型で、理論性と意志の強さを持っています。

頭脳明晰で粘りがあり、努力家なので、少しくらいの困難は乗り越えます。しかし、情緒や社交性、融通性に少し欠ける面があり、社会では孤立する状況になることがあるので、気をつけたほうがよいでしょう。

アイデアを出す仕事はどちらかと言えば不向きですが、忍耐力、意志力、実行力に優れています。マニュアルどおりの仕事やコンピュータを使う仕事をきちんとこなし、芸術や文化より機械やサイエンスに関心を持ちます。

小さい頃から二十歳くらいまでは、精神的な面で苦労することがありますが、努力家で仕事熱心で、儲ける才覚もあるため、三十歳以降はお金に困ることはまずありません。しかし、仕事中心の生活になって家庭を顧みないために、家庭的に問題が生じやすいでしょう。

この型の人は寂しい晩年を送らないためにも、家庭を大事にすることがポイントです。

【出典】『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』著:黒川兼弘

【書誌情報】
『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』
著:黒川兼弘

「人を見抜く方法」は、外面に表われている印象や雰囲気、顔の造作を形作っている一つひとつのパーツ等から、判断することが基本となります。

人の顔は百人百様、千差万別ですが、よく観察し、分析、整理していくと、顔のパターンや共通点が見えてきます。その共通点と性格、考え方の関係性のデータを数千年に渡り積み上げて作られた学問が、人相学なのです。

ぜひ本を参考に、顔つきからその人の内面や性格の癖を見抜く力を養い、相手の立場を想像し、広い視点で人間関係を豊かにしていただきたいと思います。

2018年小社刊行の『基礎からわかる 人相学の完全独習』を再編集したものです。

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