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大人になったワンちゃんでもおもらしをしてしまう意外な理由とは?【イヌの気持ち】

飼い主の愛情を得ようとしている

犬を飼ううえで、吠え声とともに気になるのは「におい」です。最近はハイテク技術を使ったトイレなども出ているので、以前よりはにおいの問題は減りましたが、どうしても防ぐことができないのが「おもらし」です。

おもらしというと、子犬や老犬をイメージするかもしれませんが、犬の場合、体力や知力にまったく問題のない成犬でも、おもらしをすることがあります。

おもらしをしてしまうタイミングには、およそ二つあります。ひとつは、恐ろしい思いをしたとき。たとえば飼い主にひどく怒られたり、散歩中に自分より大きな犬と遭遇して威嚇されたときにおもらししてしまうことがあります。これは、「あなたのほうが地位が上と認めるから、危害を加えないで」という気持ちの表れです。

人前や別の犬の前でおもらしするのは、犬にとっても屈辱です。それをあえてすることによって「自分はこんな情けないヤツなんです。ケンカをしかける気持ちなんてありません」と伝えようとしているのです。

もうひとつのおもらしは、うれしいときに起きます。恐ろしいときはなんとなく理解できるけれど、なぜうれしいときにおもらしを……と思いますね。その理由は恐ろしいときと同じです。

「出来が悪い子ほどかわいい」という言葉がありますが、犬はおもらしすることによって「出来が悪い」「ダメなヤツ」を演出し、飼い主のあなたの愛情をさらに得ようとしているのです。

よかれと思ってやっていることですから、怒るのは禁物です。尿を拭き取るときは、文句を言わず黙ってやりましょう。「おもらししそうだ」と感じたときには、黙ってトイレへ連れて行くようにします。

出典:『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』監修/藤井聡

【書誌情報】
『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』
監修: 藤井 聡

ペットとして広く愛される愛犬は、今や家族ともいえる存在。本書は、日常の表情やしぐさ、行動のクセなどから知ることのできる「本当の犬の気持ち」をイラストと文章で解説。カリスマ訓練士の実践的なアドバイスが得られ、イヌの関する役立つ豆知識が満載。これであなたも犬と本当の付き合いができるようになる!

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