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数が過剰になりすぎて厳しい職種?「歯科医師」は実際どれくらい給料をもらえるの?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

食えない歯科医師もたくさんいる

 歯科医師と医師の資格はまったくの別ものです。歯科医になるためには、大学の歯学部または歯科大学を卒業して、歯科医師国家試験を受験します。合格して歯科医師免許を取得後に、1年以上の臨床研修を受ければ歯科医師として働けるようになります。

歯科医の仕事は、歯の病気の治療だけではありません。口の中や舌やアゴの病気も治療します。歯並びの矯正、人口の歯を作るインプラント治療も行います。アスリートのパフォーマンスを上昇させるためのスポーツ歯科も、近年注目を集めている分野です。

また、近年の傾向として「コンビニよりも歯科医院のほうが多い」などと、歯科医過剰の問題が語られ、そうした事態を受けて歯科国家試験の難易度も年々引き上げられています。

かつては「歯科医は儲かる」と言われていましたが、歯科医の数が過剰になり、大半の歯科医院の経営は苦しい状態です。食えない歯科医も増え、つぶれる歯科医院も増えています。この背景には、子供の虫歯の急激な減少で、ただでさえ少ない患者がさらに減ったという事情もあります。歯科医師の平均年収は約655万円というデータがありますが、競争が激しくなっているので人によって額が大きく違うと思われます。

歯学部を卒業したばかりの20代の年収は約190万円であり、年齢が上がるにつれ収入が高くなる傾向があります。50代になると1000万円以上に達する人も多いと言われます。こうした中、生き残るためには前述のスポーツ歯科など新しい分野や訪問診療などに力を入れていくしかないでしょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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