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ドラマでも登場するかっこいいイメージの「検察官」の仕事内容と給料とは?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

高収入だけど弁護士・裁判官よりやや低め

検察官は、法廷を舞台にした映画やドラマでは罪を明らかにするために、被告人を守る弁護士に対抗しながら、被告人を追及する姿が描かれます。ですが、検察官の仕事の場は裁判所だけではありません。

事件が起きると、警察が捜査して容疑者を逮捕します。検察官はその容疑者が本当に犯人なのかどうかを調べ、裁判にかけるかかけないかを決めます。つまり、検察官自身も事件の捜査を行うのです。

検察官は検察庁に所属し、その仕事内容や立場によって「検事総長」「次長検事」「検事長」「検事」「副検事」に分類されます。それぞれ仕事内容が異なり、事件の捜査などを行うのは、この中の検事と副検事です。

検察官になるためのルートはいくつかあり、一つは法科大学院を卒業してから司法試験を受けるというもの。もう一つは、司法試験予備試験に合格してから司法試験を受けるというものです。

合格後に司法研修所で学び、修了試験に合格すると、検察官の資格である「法ほう曹そ う資格」を取得できます。なお、この資格を得ると、裁判官、弁護士になることもできます。そして、検察庁の上部組織である法務省の面接に合格すれば、検察官になれるのです。

平均年収は613万円と、実は裁判官、弁護士と比べると低めというのが残念なところですが、一般的な公務員よりは高収入です。基本的にはキャリアを重ねていくことで昇給し、検事長クラスになれば月収100万円以上にもなります。検察官になるまで長い時間がかかる分、安定的に良い収入が得られるのです。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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