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すごく大変そうなイメージがあるけど給与は高い?「陸上自衛官」の仕事内容と給料とは?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

階級によって給与には天と地の差がある

日本の平和と独立を守る組織である、自衛隊。自衛隊に勤務する人の中で、階級を持ち、戦うことを任務としているのが自衛官です。自衛隊には陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊があります。陸上自衛隊は、その名のとおり陸上での活動が主な任務です。災害が起きたときには被災地に派遣されて、捜索、救助、医療、人員や物資の輸送など様々な活動を行います。

陸上自衛官になるためのコースには様々なものがあります。防衛大学校や一般の大学を出て、陸上自衛隊幹部候補生学校に入るコース。防衛医科大学校を出て医官(医師である自衛官)、看護官(看護師である自衛官)になるコースです。また、18歳以上33歳未満なら誰でも応募は可能です。

陸上自衛隊は、自衛官を「幹部候補生」「一般曹候補生」「自衛官候補生」などに分けて募集しています。ちなみに、「曹」には3等陸曹から曹長まであります。曹は幹部を補佐して、任務を行う「士」(2等陸士から陸士長まで)を指揮する立場です。

自衛官の給与は、階級によって異なり、主に自衛官候補生、一般曹候補生、一般幹部候補生に分かれていて額が変わります。初任給は一般幹部候補生が一番高くて21 万円、一般曹候補生は16万円、自衛官候補生は12万円です。

陸上自衛官には、一番下は2等陸士で、トップは陸上幕僚長という階級があります。この階級も給与に当然影響を与えます。2等陸士だと月収は15~17万円でしかありませんが、陸上幕僚長なら何と月収160~200万円前後にもなると言われています。初任給は少ないですが、昇格することで着実に年収が昇給していきます。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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