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いつもと違う激しい痛みの腹痛の場合、痛む箇所によって病気の違いがあった!【応急手当ハンドブック】

腹痛

腹痛は頻度が高く、安静にしていれば、時間とともに痛みが軽減することも少なくない。ただし、いつもと違う場合は軽視は禁物である。お腹には多くの臓器が含まれている。基本的には「胃に問題があればお腹の中央付近が痛む」というように、問題の部位に対応した箇所に痛みが生じる。痛み方は軽い違和感程度から歩行も困難になるほどまで原因により幅広い。

【状況を確認する】
腹痛の判断は難しい。専門的な治療が必要なことも多いので、「いつもと違う腹痛」であれば、すみやかに受診する。痛む箇所ごとの目安としては、次のようなことが考えられる。
【痛む場所で原因を推測する】
①右側の肋骨の下付近
とくに胆石症は激しい腹痛を引き起こす
②みぞおち周辺
原因としては「急性胃炎」、「十二指腸潰瘍」、「胃潰瘍」などが考えられる
③左側のあばら骨の下付近
急性膵炎などの膵臓の疾患が考えられる
④おへその周辺
おへそ周辺の痛みの大部分は急性小腸炎、急性大腸炎などの腸の疾患が原因である
⑤お腹の左下
急性大腸炎、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群などの大腸の疾患がメイン
⑥下腹部
下腹部が痛み、下痢と便秘を繰り返すときは過敏性腸症候群が疑われる
⑦腹部全体
腹部全体に感じる激しい痛みの原因は腸閉塞(イレウス)や急性腹膜炎などが考えられる

出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

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