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仕事の1番目を見つける「3D優先順位」の立て方【超一流の時間力】

Text:安田 正

正しい優先順位を見つけられない人は時間を無駄にする

朝、必ず最初にするのは、「To Do リスト」、つまり「やるべき仕事」のリストを作り、それにプライオリティ(優先順位)を付けることです。

そして、自分のエネルギーがピークのときに、「その日の最優先の仕事」に取り組めるように1日の計画を立てるのです。

最優先の仕事は、間違いなく、その日のうちに完成させなければなりません。しかも、完成度が高くなければなりません。それを確実に実践するための「To Do リスト」なのです。

だから、優先順位は適当であってはなりません。必ず、「難易度」「重要度」「緊急度」を3要素で考えて、正しく割り出してください。

優先順位が正しくなければ、1日の仕事の効率が悪くなり、計画を立てる意味がなくなります。

もちろん、1日のうちには、エネルギーが低下する時間帯もあります。そこに、あまり重要ではない仕事をもってきて、1日のメリハリをつけるのです。

また、昨日1番目だったものが、今日も1番目とは限りません。昨日は最優先だった仕事が今日は優先順位が下がる、ということもよくあります。

その日の状況によって、最優先で仕上げなければならない仕事は変わります。状況は日々変化するのだから、優先順位も変わるのが当然です。

だから、だれもがやりがちなことですが、「昨日やり残した仕事があるから、それを今日の最優先にしよう」という考え方は禁物です。

あくまでも、その日その日の優先順位を考えることで、その日の最も効率的で有意義な仕事の並び方が決まるのです。

【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。


終わらない仕事から即解放!時間を味方に付けると、あなたの夢が実現する!毎日がワクワクしてくる魔法の時間管理術。70万部の大ベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)で人気のコンサルタント、安田正が成功を手に入れるための時間管理のコツを解説。仕事効率をUPさせるスキルとは?やる気あふれる1日にするには?目標・計画を達成させるには?など、5つの目的別に、超一流の人が実践している「時間ルール」をわかりやすく図解しました。時間に追われたくない人、仕事を楽しみたい人、夢を実現させたい人、必読の書。

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