正しい優先順位を見つけられない人は時間を無駄にする
朝、必ず最初にするのは、「To Do リスト」、つまり「やるべき仕事」のリストを作り、それにプライオリティ(優先順位)を付けることです。
そして、自分のエネルギーがピークのときに、「その日の最優先の仕事」に取り組めるように1日の計画を立てるのです。
最優先の仕事は、間違いなく、その日のうちに完成させなければなりません。しかも、完成度が高くなければなりません。それを確実に実践するための「To Do リスト」なのです。
だから、優先順位は適当であってはなりません。必ず、「難易度」「重要度」「緊急度」を3要素で考えて、正しく割り出してください。
優先順位が正しくなければ、1日の仕事の効率が悪くなり、計画を立てる意味がなくなります。
もちろん、1日のうちには、エネルギーが低下する時間帯もあります。そこに、あまり重要ではない仕事をもってきて、1日のメリハリをつけるのです。
また、昨日1番目だったものが、今日も1番目とは限りません。昨日は最優先だった仕事が今日は優先順位が下がる、ということもよくあります。
その日の状況によって、最優先で仕上げなければならない仕事は変わります。状況は日々変化するのだから、優先順位も変わるのが当然です。
だから、だれもがやりがちなことですが、「昨日やり残した仕事があるから、それを今日の最優先にしよう」という考え方は禁物です。
あくまでも、その日その日の優先順位を考えることで、その日の最も効率的で有意義な仕事の並び方が決まるのです。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。
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公開日:2022.10.13