名前を呼ぶ習慣をつけると好感度アップ!【ズルい言い換え事典】
名前の効果の活用法
名前を呼ぶことで好感度を上げる効果があるというデータもある。「ネームコーリング効果」と言われており、人代名詞で呼ぶよりも名前で呼んだ方が、親近感がわくと言われている。
自分の名前というのは、生まれたときから頻繁に呼ばれているので、言葉にされると無意識に親近感がわいてしまう。また、文字に自分の名前の一部が含まれているだけでもやはり心に入っていきやすくなり「ネームレター効果」と言われている。
つまり、文字でも対話の中でも自分の名前の一部を使われると、人は心の中で相手への親近感を深めやすくなるのだ。名前を呼ぶことは、関係性を深めるのにとても有効的だとわかる。
文字情報に名前を入れる
○○グループ、○○組など、入れられる場面では適宜名前を入れると好印象になる。
常に名前を呼ぶ習慣をつける
「○○さん、こんにちは」と頭に名前をつけることを常に意識する。
【出典】『ズルい言い換え事典』
監修:齊藤 勇 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
1943年山梨県生まれ。文学博士。対人心理学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。立正大学心理学部名誉教授、大阪経済大学客員教授、日本ビジネス心理学会会長、日本あいづち協会理事長。
「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。
公開日:2023.08.15