いつでもどこでも1球目から思い通りにナイスショットできる秘密
多くのゴルファーがスウィングで悩んでいます。何年、ゴルフをやっても意図した通りの球が打てないと嘆きます。私はゴルフを始めてから50年間、ただの1度もスウィングで悩んだことはありません。いつでも、どこでも、1球目から意図したボー
ルが打てます。
なぜ? その秘密は、どこにあるのでしょうか? 答えは、スウィングを「すること」と「なること」に分け、することにのみ意識を集中しているからです。
動力となるもので、自分で意図してやることを指します。「なること」は身体の構造からくる連鎖性や、重力、慣性力などの働きで、〝勝手にそうなる〟ことを指します。多くのゴルファーがスウィングで悩むのは、この区別がついていないからです。
これは従来のレッスン用語にも問題があります。従来、トップ・オブ・スウィングからダウンスウィングに移行するパートは「切り返し」と称しています。おそらくスライド・ダウンを翻訳する際に、翻訳家が剣道の切り返しなどを思い浮かべながら、そのようなネーミングを考えたのでしょうが、それだと意図的に手首を操作しなければならないと思う人もいるはずで、そうしたことがスウィングを難しくし、何年やってもスウィングの悩みから解放されないゴルファーを創り出す一因になっているのです。
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【レッスンプロ情報】
●佐久間馨
スウィングメカニズムを科学的な視点から研究し、独自のスウィング理論「S スウィング」、上達法「Sメソッド」を編み出す。またアマチュア時代に培った自らの経験と、近年コミュニケーションスキルとして注目されている神経言語プログラミング「NLP」を融合させ、プレー中いつでも最高のメンタルで臨める自己対話法「NLPゴルフ」を構築。ゴルフだけでなく、メジャーリーガーのメンタルコーチを務めるとともに、質の高いコミュニケーションをテーマに講演を行うなど幅広く活動している。「2010 ゴルフダイジェストアワード レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞。主な著書に『練習ぎらいはゴルフがうまい』(ゴルフダイジェスト社)、『誰でもできるナイスショットの絶対法則』(日本文芸社)、『ナイスショットはいつでも打てる』(日本経済新聞出版社)『ゴルフは突然うまくなる』(現代書林)などがある。
公開日:2020.07.14