国内株式の投資信託も期待はできる
世界と取引する国内企業に期待
日本の人口は減少傾向にあり、経済力の弱まりが心配されています。一方、世界全体での人口は増加し続けていて、世界経済は確実に拡大すると見られています。
経済発展していく世界を相手に取引をしているグローバル企業も、国内には多数存在しています。そうした国内企業の株式は今後も十分に期待できるといえるでしょう。
NISAにおいても国内株式の収益性を活かす商品選びをしたいところです。
国内株式は外国株式と比べて情報が得やすい身近な存在ですが、長期間にわたって確実に収益を上げる銘柄を見極めるのは難しいのが実情です。
そうしたことからも、市場の値動きと連動するインデックス型(60~61ページ参照)の商品を候補にするといいでしょう。
市場と同じ値動きをするように設計された投資信託ですので、相場全体の収益に乗っかることができます。
インデックス型の商品としては、eMAXISSlim国内株式(TOPIX)やeMAXISSlim国内株式(日経平均)、たわらノーロード日経225などがあります。これらはTOPIXや日経平均株価などに連動した投資成果を目指して運用される投資信託です。
世界経済と取引して伸びる国内株
人口が減り続けて今後の経済が心配される日本に対して、人口が増え続ける世界全体の経済の拡大は確実視されている。成長し続ける世界経済と取引する国内企業の将来性は期待できる。そうした企業の株式に注目しよう。
初心者はインデックス投資で市場予想
代表的なインデックス型商品
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
ノーロード(販売手数料無料)の投資信託で、TOPIX(東証株価指数)に連動するように運用されている。日経平均に連動するように運用されているものもある。
たわらノーロード日経225
日経平均と連動するように運用されているインデックスファンドで、予想・予測が立てやすいことから投資初心者にもよくおすすめされる。
インデックス型のメリット
インデックス型の商品は市場と同じ値動きをするよう設計されているので、相場全体の収益に乗っかりやすく、予想もしやすい。初心者でも安心して買うことができるので、悩んだときこそインデックス型の商品へ。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』
著:伊藤亮太
2024年1月、日本の少額投資非課税制度「NISA」が新しくなり、簡単に使えるように改善されました。この変更により、投資を始める人が急増し、NISA口座はすでに170万口座が開設されています。しかし、「投資はリスクがある」と感じ、利用に慎重な人も多いです。「眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話」では、新NISAの基本的な仕組みや利用方法、資産運用の重要ポイントについて、初心者にも分かりやすく解説しています。新NISAを始めることで資産運用に役立つ情報を提供し、読者の将来のための手助けを目指しており、新NISAに興味を持っている方に読んでいただきたいおすすめの一冊です。
公開日:2024.09.30