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基本手当の上限が増えたメリットとは?算出方法も解説!【定年後も安心がずっと続くお金のつくり方】

Text:皿海信之 監修/三浦絵美 監修

基本手当の上限が増えたメリット

2023年8月より上限が増額

65歳未満で退職して再就職活動を行う場合は失業保険の基本手当を受給できますが、基本手当の日額には上限があります。2023年8月より受給額の上限が増額され、60〜65歳までの受給額が前年比で117円増えました。60〜65歳までの場合、基本手当の給付日数が最低90日あるので、117円×90日間で10530円増額されたことになり、同じく150日間の場合は1万7550円、240日の場合は28080円の増額となっています。

基本手当の算出方法

1日に受け取れる基本手当は算出することができます。まず退職前6ヵ月の賃金の合計を180で割った金額に、所定の給付額をかけると基本手当の日額が算出されます。次に算出した基本手当の日額に所定の給付日数をかけると受給する基本手当の総額となります。失業保険の基本手当の総額が気になる場合はこのように事前に算出してみましょう。

60〜65歳までの失業保険の基本手当


【出典】『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修

【書籍情報】
『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』
著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修

老後資金二千万と言われる時代ですが、年金受給開始はどんどん先延ばし。雇用延長が義務付けられたとはいえ大抵の場合収入は激減。「60歳定年前後」の身の処し方、資産の運用方法は、老後を生きる上で重要な決断となります。会社も役所も何も施してはくれません。自力で道を切り拓くしかないのです。行政においても雇用保険、健康保険、年金など、手続きすれば利用できた仕組みをみすみす見逃して結果的に損をしてしまうこともよくあります。知っておきさえすれば手に入れられたアナタの大切な資産なのです。また、定年前後で最大のテーマは「退職金の運用」です。この低金利・インフレ時代に銀行預金として放置しておくのは無策でしかありません。新NISAを始め、不動産運用など、アナタに合った資産運用を考えてみましょう。
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