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大人と子どもの体感時間は倍以上の差がある!子どもの学習時間の考え方とは?【集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ】

Text:石田勝紀

子どもの学習時間は「体感時間」で考えよう

大人と子どもの体感時間には、倍以上の差がある

大人と子どもの体感時間には、倍以上の差がある

時間の感じ方には、大人と子どもとで大きな差があることをご存じでしょうか?年齢の差と体感時間は、リンクしているといわれています。

「ジャネーの法則」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。年齢を重ねると自身の人生における1年の比率が小さくなり、時間が早く過ぎ去るように感じるというものです。

たとえば、40歳の親と10歳の子どもでは、年齢が4倍違います。そうすると、親と子どもでは体感時間も4倍の差があるのです。

この法則はエビデンスが明確ではないという意見もありますが、そこまでのきっちりとした比率でなくても、年齢差のある大人と子どもでは時間感覚が異なるという経験はあるのではないでしょうか。

30分の体感時間の差(例)

①40歳の親と10歳の子ども(4倍)

親の体感30分間 = 子どもの体感2時間

②40歳の親と5歳の子ども(8倍)

親の体感30分間 = 子どもの体感4時間

このように考えると、子どもにとって、30分間の勉強がいかに長いかがわかるでしょう。年齢を重ねるごとに、体感時間はどんどん短くなります。これが老いるということなのです。

「うちの子は、なんでたった30分も机に座っていられないのか・・・・・・」と思ってしまっている親御さんは、体感時間を計算して、「2時間も集中し続けるのは、大人でも難しいな」と考えてあげてください。

体感時間を意識すると、子どもへの接し方も変わっていきますよ。

【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀

【書誌情報】
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』
著:石田勝紀

本書『頭のよい子の育て方』では、「頭のよい子」とは、単に学力や成績が優れた子どもを指すのではなく、その子自身の特性やタイプに応じた能力や個性が発揮されている状態を意味すると提案します。著者は、親として子どもの個性に合わせた育児の重要性を強調し、シンプルで無理のない生活環境を整えることが、子どもの健全な成長を促す鍵であると説いています。また、親の都合で育児を進めるのではなく、子どもの特性に合ったアプローチが必要であることを具体的な例を交えて解説しています。子どもの成長をサポートするための実践的なアドバイスが満載の一冊です。

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